Provided by: manpages-ja-dev_0.5.0.0.20161015+dfsg-1_all bug

名前

       isfdtype - ファイルディスクリプターのファイル種別を検査する

書式

       #include <sys/stat.h>
       #include <sys/socket.h>

       int isfdtype(int fd, int fdtype);

   glibc 向けの機能検査マクロの要件 (feature_test_macros(7)  参照):

       isfdtype():
           glibc 2.20 以降:
               _DEFAULT_SOURCE
           glibc 2.20 より前:
               _BSD_SOURCE || _SVID_SOURCE

説明

       isfdtype()  関数はファイルディスクリプター fd がタイプが fdtype のファイルを参照しているか
       を検査する。 fdtype 引き数には、<sys/stat.h> で定義されている S_IF* 定数のひとつ  (S_IFREG
       など) を指定する。 S_IF* 定数の説明は stat(2) にある。

返り値

       isfdtype() 関数は、ファイルディスクリプター fd がタイプ fdtype であった場合に 1 を返し、そ
       うでない場合に 0 を返す。 エラーの場合、 -1 を返し、errno に原因を示す値を設定する。

エラー

       isfdtype() 関数は fstat(3) と同じエラーで失敗する。

準拠

       isfdtype() 関数はどの標準でも規定されていないが、 POSIX.1g  標準のドラフトに登場したことは
       ある。  OpenBSD と Tru64 UNIX に存在し、おそらく他のシステムにも存在する (OpenBSD と Tru64
       UNIX のどちらの場合でも必要なヘッダーファイルは <sys/stat.h> だけであり、POSIX.1g ドラフト
       に書かれていたのと同じである)。

注意

       移植性が求められるアプリケーションでは fstat(3) を使用すべきである。

関連項目

       fstat(3)

この文書について

       この  man ページは Linux man-pages プロジェクトのリリース 3.79 の一部 である。プロジェクト
       の説明とバグ報告に関する情報は http://www.kernel.org/doc/man-pages/ に書かれている。