Provided by: libwnn-dev_1.1.1~a021+cvs20130302-7_amd64 bug

名称


       jl_open()           サーバとコネクションを張り環境をサーバ内に作る。

形式


       #include "jllib.h"

       struct wnn_buf *
       jl_open(env_n, server_n, wnnrc_n, error_handler,
                                     message_handler, timeout)
       char *env_n;                  /* 環境名 */
       char *server_n;               /* サーバ名 */
       char *wnnrc_n;                /* wnnrcファイル名 */
       int  (*error_handler)();      /* エラー・ハンドラ */
       int  (*message_handler)();    /* メッセージ・ハンドラ */
       int timeout;                  /* タイムアウト時間 */

機能


       環境名  env_n、及び、サーバ名 server_n で指定された環境を作り、 新しく変換バッファを作って
       返す。

       server_n が null ポインタ、および、null 文字列の時は、 /etc/hosts に jserver という  alias
       が定義されているホストを探 し、それに接続しようとする。それも書かれていない場合には、 unix
       domain の socket で接続しようとする。

       環境名の環境を jserver 内に作る。初期化ファイル wnnrc が指定さ  れた場合、環境の初期化ファ
       イルとして用い、そのファイルの指定  (辞書指定、付属語ファイル指定、パラメータ指定)をその環
       境に対し て行なう。

       指定された辞書ファイル、頻度ファイルが存在しない場合の処理を、            エラー・ハンドラ
       error_handler、メッセージ・ハンドラ message_handler で指定する。jl_dic_add を参照。

       timeout(秒)以内に、サーバと接続できない場合は、接続を中断し異 常終了する。タイムアウトの設
       定のために、SIGALARM を使用してい る。timeout が 0 または、負の場合は、SIGALARM を使用しな
       い。 js_connect を参照。

リターンバリュー


       正常終了時には、バッファのポインタを返す。
       異常終了時には NULL を返す。

使用上の注意


       タイムアウトには、SIGALARM  を使用しているので、注意が必要である。 SIGALARM を使用しない場
       合には、timeout に 0 を設定しなければならない。

                                        20 September 1991                              JL_OPEN(3)