Provided by: manpages-ja-dev_0.5.0.0.20161015+dfsg-1_all bug

名前

       unlockpt - 擬似端末マスタ/スレーブのペアのロックを解除する

書式

       #define _XOPEN_SOURCE       /* feature_test_macros(7) 参照 */
       #include <stdlib.h>

       int unlockpt(int fd);

説明

       unlockpt()   関数は fd で参照されるマスタ擬似端末に対応するスレーブ擬似端末のロックを 解除
       する。

       擬似端末のスレーブ側をオープンする前に、 unlockpt()  を呼び出す必要がある。

返り値

       成功した場合、 unlockpt()  は 0 を返す。そうでない場合、-1 を返し、 errno に適切な値がセッ
       トされる。

エラー

       EBADF  引き数 fd が書き込み用にオープンされたファイルディスクリプターでない。

       EINVAL 引き数 fd がマスタ擬似端末に対応するものではない。

バージョン

       unlockpt()  は、バージョン 2.1 以降の glibc で提供されている。

属性

   マルチスレッディング (pthreads(7) 参照)
       unlockpt() 関数はスレッドセーフである。

準拠

       POSIX.1-2001.

関連項目

       grantpt(3), posix_openpt(3), ptsname(3), pts(4), pty(7)

この文書について

       この  man ページは Linux man-pages プロジェクトのリリース 3.79 の一部 である。プロジェクト
       の説明とバグ報告に関する情報は http://www.kernel.org/doc/man-pages/ に書かれている。

                                            2013-12-09                                UNLOCKPT(3)