Provided by: manpages-ja_0.5.0.0.20161015+dfsg-1_all bug

名前

       plipconfig - PLIP デバイスのパラメータを微調整する

書式

       plipconfig interface
       plipconfig interface [nibble NN] [trigger NN] [unit NN]

説明

       plipconfig は、 PLIP 制御のタイミングパラメータのデフォルト値を変更することによって、 PLIP
       の性能を (できれば) 改善するために用いられる。  結果はパラレルポートのハードウェア・ケーブ
       ル・PLIP 接続両端の各マシンにおける CPU 速度などに依存する。

       interface 引数をひとつだけ与えると、 plipconfig はそのインターフェースの状態を表示して終了
       する。 その他の場合は、そのオプションを設定しようと試みる。

オプション

       nibble NN
              nibble wait の値を設定する (マイクロ秒単位)。 デフォルトは 3000。

       trigger NN
              trigger wait の値を設定する (マイクロ秒単位)。 デフォルトは 500。

       デフォルトの値から小さくすることによって、 PLIP の速度が改善されることがある。  ただし小さ
       くしすぎると  CPU の負荷が大きくなり、 割り込みに対する反応時間が遅くなり、 シリアルポート
       が文字を取りこぼしたり、 PLIP パケットを取りこぼしたりする原因になる。 plip の MTU  を変更
       することによっても PLIP の速度は変化する。

注意

       なんの反応もないときは、まず間違いなく  IRQ の設定が正しくない。 ifconfig を用いて正しく設
       定する必要がある。 デフォルトのパラメータが速すぎるような場合もありうる。 例えば非常に長い
       ケーブルを使っているような場合などである。  パラレルポートは長いケーブル接続ができるように
       は 規格化・設計されていないので、 このような状況にはならないようにすべきである。

関連項目

       ifconfig(8)

バグ

       ない。

著者

       John Paul Morrison, <jmorriso@bogomips.ee.ubc.ca>, <ve7jpm@ve7jpm.ampr.org>

                                         17 February 1995                           PLIPCONFIG(8)