Provided by: passwd_4.8.1-1ubuntu5.20.04.5_amd64 bug

名前

       chsh - ログインシェルを変更する

書式

       chsh [-s login_shell] [user]

説明

       chsh はユーザのログインシェルを変更する。 これによって、ユーザがログインして最初に実行され
       るコマンドが決まる。  一般ユーザは自分のアカウントのログインシェルのみを変更できる。  スー
       パーユーザは全てのアカウントのログインシェルを変更できる。

       ログインシェルは、  コマンド名が /etc/shells に記載されていればなんでも良い。 スーパーユー
       ザの場合はこの制限はなく、いかなる値でも指定できる。  機能を制限されたログインシェルを用い
       ているアカウントからは、     ログインシェルを変更できないかもしれない。     この理由から、
       /bin/rsh/etc/shells には書かないほうが良い。  誤って機能が制限されたシェルに変更してし
       まうと、 ログインシェルを元のものに戻せなくなってしまうからである。

       -s オプションを指定しなかった場合は、 chsh は対話的に動作する。 ユーザの現在のログインシェ
       ルを表示し、新しい値の入力を促す。 設定値を変更するなら新しい値を入力し、 現在の値を使うな
       ら空行のままリターンキーを押せばよい。 現在のシェルは [ ] 記号の間に表示される。

ファイル

       /etc/passwd - ユーザアカウント情報
       /etc/shells - 指定できるログインシェルのリスト

関連項目

       chfn(1), passwd(5)

著者

       Julianne Frances Haugh <jockgrrl@ix.netcom.com>

                                                                                          CHSH(1)