Provided by: manpages-ja-dev_0.5.0.0.20180315+dfsg-1_all bug

名前

       getpt - 擬似端末マスタ (PTM) をオープンする

書式

       #define _GNU_SOURCE             /* feature_test_macros(7) 参照 */
       #include <stdlib.h>

       int getpt(void);

説明

       getpt()    は、擬似端末マスタをオープンし、そのファイルディスクリプターを返す。   これは、
       Linux システムにおいては

           open(/dev/ptmx, O_RDWR | O_NOCTTY);

       と等価である。但し、 GNU Libc を使用していても、  擬似端末マスタがどこか他の場所にあるシス
       テムもある。

返り値

       成功した場合、   getpt()    はオープンしたファイルのディスクリプターを返す。  そうでない場
       合、-1 を返し、 errno にエラーを示す値がセットされる。

エラー

       getpt()  は open(2)  で説明されている種々のエラーで失敗する可能性がある。

バージョン

       getpt()  は、バージョン 2.1 以降の glibc で提供されている。

属性

   マルチスレッディング (pthreads(7) 参照)
       getpt() 関数はスレッドセーフである。

準拠

       getpt()  は glibc 独自である。代わりに posix_openpt(3)  を使用すること。

関連項目

       grantpt(3), posix_openpt(3), ptsname(3), unlockpt(3), ptmx(4), pty(7)

この文書について

       この man ページは Linux man-pages プロジェクトのリリース 3.79 の一部  である。プロジェクト
       の説明とバグ報告に関する情報は http://www.kernel.org/doc/man-pages/ に書かれている。