Provided by: manpages-ja-dev_0.5.0.0.20180315+dfsg-1_all bug

名前

       wcscat - 2 つのワイド文字文字列を結合する

書式

       #include <wchar.h>

       wchar_t *wcscat(wchar_t *dest, const wchar_t *src);

説明

       wcscat()   関数は、 strcat(3)  に対応するワイド文字関数である。 この関数は、src が指すワイ
       ド文字文字列 (終端のヌルワイド文字 (L'\0') を含む) を、 dest  が指すワイド文字文字列の最後
       にコピーする。

       これらの文字列は重なっていてはならない。

       プログラマは、少なくとも  wcslen(dest)+wcslen(src)+1  文字の  ワイド文字が入るだけの領域を
       dest に対して確保しなければならない。

返り値

       wcscat()  は dest を返す。

属性

   マルチスレッディング (pthreads(7) 参照)
       関数 wcscat() はスレッドセーフである。

準拠

       C99.

関連項目

       strcat(3), wcpcpy(3), wcscpy(3), wcsncat(3)

この文書について

       この man ページは Linux man-pages プロジェクトのリリース 3.79 の一部  である。プロジェクト
       の説明とバグ報告に関する情報は http://www.kernel.org/doc/man-pages/ に書かれている。