Provided by: manpages-ja_0.5.0.0.20180315+dfsg-1_all bug

名前

       insmod — Linux カーネルにモジュールを登録する単純なプログラム

書式

       insmod [filename] [module options ...]

説明

       insmod はモジュールをカーネルに登録する、 取るに足らないプログラムである。 filename がハイ
       フン (-) の場合、 モジュールは標準入力から読み込まれる。  ほとんどのユーザは  insmod  より
       も、 もっと賢い modprobe(8) を使いたいと思うだろう。

       insmod  では、 ごく一般的と思われるエラーメッセージに限って通知される。 モジュールをリンク
       しようとする処理は、 今はカーネルの中で行なわれるため、 エラーに関する情報は dmesg  のほう
       が通常は詳しい。

下位互換性

       このバージョンの insmod は、 カーネル 2.5.48 およびそれ以降のためのものである。 古い形式の
       モジュールに対応したカーネルを検出すると   (そのためのほとんどの処理はユーザ空間で行なわれ
       る) 、 その場で insmod.old を実行しようとする。 そのため、ユーザは全く意識しなくてよい。

著作権

       このマニュアルページの著作権表示は Copyright 2002, Rusty Russell, IBM Corporation.

関連項目

       modprobe(8), rmmod(8), lsmod(8), insmod.old(8)

                                                                                        insmod(8)