Provided by: manpages-ja_0.5.0.0.20221215+dfsg-1_all bug

名前

       sha512sum - SHA512 メッセージダイジェストの計算と照合を行う

書式

       sha512sum [OPTION]... [FILE]...

説明

       SHA512 (512-bit) チェックサムを表示または照合します。

       ファイルの指定がない場合や FILE が - の場合, 標準入力から読み込みを行います。

       -b, --binary
              バイナリモードで読み込む

       -c, --check
              FILE から SHA512 チェックサムを読み込み、照合する

       --tag  BSD 形式のチェックサムを作成する

       -t, --text
              テキストモードで読み込む (デフォルト)

       -z, --zero
              出力行の区切りとして改行文字ではなく  NUL を使用し、 ファイル名のエスケープを行わな
              い

   次の5 つのオプションはチェックサムを照合する場合にのみ有効です:
       --ignore-missing
              ファイルが存在しない場合に失敗もせずステータスも表示しない

       --quiet
              ファイルのチェックサムの照合が成功したときに OK を表示しない

       --status
              何も出力しない。終了コードで結果を判別する

       --strict
              不正な形式のチェックサム行の場合に 0 以外のコードで終了する

       -w, --warn
              チェックサム行の書式が不正な場合に警告を行う

       --help 使い方を表示して終了する

       --version
              バージョン情報を表示して終了する

       チェックサムは FIPS-180-2 に記載されている通りに計算されます。照合の際に、  入力はこのプロ
       グラムによって出力された形式でなければなりません。  デフォルトの動作では、各行は、チェック
       サム、スペース、入力モードを 示す文字 (バイナリの場合は  '*'、テキストの場合やバイナリかど
       うかが 重要でない場合は ' ')、ファイル名で構成されます。

       注意: GNU システムではバイナリーモードとテキストモードで違いはない。

       GNU coreutils のオンラインヘルプ: <https://www.gnu.org/software/coreutils/> 翻訳に関するバ
       グは   <https://translationproject.org/team/ja.html>    に連絡してください。    詳細な文書
       <https://www.gnu.org/software/coreutils/sha512sum>  (ローカルでは  info  '(coreutils) sha2
       utilities' で参照可能)。

作者

       作者 Ulrich Drepper、 Scott Miller、および David Madore。

著作権

       Copyright © 2020 Free Software Foundation, Inc.  ライセンス GPLv3+: GNU GPL version  3  or
       later <https://gnu.org/licenses/gpl.html>.
       This  is free software: you are free to change and redistribute it.  There is NO WARRANTY,
       to the extent permitted by law.

関連項目

       sha512sum の完全なマニュアルは Texinfo マニュアルとして整備されている。もし、 info  および
       sha512sum のプログラムが正しくインストールされているならば、コマンド

              info sha512sum

       を使用すると完全なマニュアルを読むことができるはずだ。