Provided by: manpages-ja_0.5.0.0.20110915-1_all bug

名前

       chown - ファイルの所有者とグループを変更する

書式

       chown [オプション] user[:group] file...

       POSIX オプション: [-R]

       GNU     オプション     (簡略形式):     [-cfhvR]    [--dereference]    [--from=owner:group]
       [--reference=file] [--help] [--version] [--]

説明

       chown コマンドは指定されたそれぞれの file のユーザーおよびグループ、もしくはいずれかの所有
       権を、  オプションではない最初の引き数により以下のように変更する: ユーザー名 (もしくは数値
       の user ID) のみを指定した場合、  それぞれのファイルの所有者は指定したユーザーになり、  グ
       ループは変わらない。  ユーザー名に続けてコロンとグループ名 (もしくは数値の group ID) を 間
       にスペースを入れずに指定した場合、    同じようにそれらファイルのグループ所有権も指定したグ
       ループに変わる。

GNU 詳細

       GNU  版ではコロンの代わりにドットが使える (BSD に従っている)。 [POSIX ではユーザー名にドッ
       トが使えるため、これは許されていなかった。]

       ユーザー名に続いてコロンもしくはドットがあるのにグループ名が無い場合、  ファイルの所有権は
       そのユーザーになり、 ファイルのグループはそのユーザーのログイングループに変更される。 コロ
       ンもしくはドットとグループは指定されているがユーザー名が無い場合、  ファイルのグループのみ
       が変更される; この場合、 chown コマンドは chgrp コマンドと同じ働きをする。

POSIX オプション

       -R     ディレクトリやそこに含まれるものの所有権を再帰的に変更する。

GNU オプション

       -c, --changes
              実際に所有権の変更があった file それぞれについての動作を詳細に表示する。

       --dereference
              シンボリックリンクそれ自身ではなく、指している先を変更する。

       -f, --silent, --quiet
              所有権を変更できなかったファイルについてのエラーメッセージを出力しない。

       --from=owner:group
              ownergroup  にマッチするファイルのみを変更する。 どちらかを省略することもでき
              る。

       -h, --no-dereference
              指している先ではなく、シンボリックリンクそれ自身を変更する。   これがデフォルトであ
              る。  lchown(2) が提供されていない場合、chown は失敗する。 再帰的に処理している時に
              シンボリックリンクを見付けても、 --verbose が指定されていない場合、  エラーメッセー
              ジは出力されない。

       -v, --verbose
              全ての file について変更した (もしくはしなかった) という動作を詳細に表示する。

       -R, --recursive
              ディレクトリやそこに含まれるものの所有権を再帰的に変更する。

       --reference=file
              明示的に user-group 値を指示する代わりに、 参照用に指定した file のユーザー、グルー
              プを使う。

GNU 標準オプション

       --help 標準出力に使用方法のメッセージを出力して正常終了する。

       --version
              標準出力にバージョン情報を出力して正常終了する。

       --     オプションリストを終了する。

環境変数

       変数 LANG, LC_ALL, LC_CTYPE, LC_MESSAGES が通常の意味を持つ。

準拠

       POSIX 1003.2 ではユーザー名とグループ名の間の区切り文字として ドットの使用を認めていない。

注意

       chown(2) で set-uid ビットや set-gid ビットがリセットできるシステムでも、 set-uid や  set-
       gid は保護される。

       このページでは  fileutils-4.1 パッケージでの chown コマンドについて説明している。 その他の
       バージョンでは少し違いがあるかもしれない。 修正や追加は aeb@cwi.nl,  aw@mail1.bet1.puv.fi,
       ragnar@ragnar-hojland.com  宛てにメールで連絡してほしい。  プログラムのバグについては bug-
       fileutils@gnu.org へ報告してほしい。