Provided by: manpages-ja_0.5.0.0.20110915-1_all bug

名前

       df - ファイルシステムのディスク容量の使用状況を表示する

書式

       df [options] [file...]

       POSIX オプション: [-kP]

       GNU  オプション  (簡略形式):  [-ahiklmvHPT]  [-t  fstype]  [-x fstype] [--block-size=SIZE]
       [--no-sync] [--sync] [--help] [--version] [--]

説明

       df は各ファイルシステムにおいて、 すでに使用中のディスクの量と使用可能なディスクの量を表示
       する。

       引き数がない場合、 df は現在マウントされている (全てのタイプの) 全ファイルシステムについて
       使用量と使用可能量を表示する。 引き数が指定されている場合、 df  は引き数  file  が含まれる
       ファイルシステムについて表示する。

POSIX 詳細

       出力はデフォルトでは  512 バイト単位であるが、 -k オプションが指定された場合は 1024 バイト
       単位になる。 -P オプションが指定されない場合、出力フォーマットは未定義である。 file が通常
       のファイル、ディレクトリ、FIFO のいずれでもない場合の 結果は規定されていない。

GNU 詳細

       引き数  file がディスクデバイスファイルで、 かつそこにマウント済みのファイルシステムが含ま
       れている場合、 df はそのデバイスノードの属しているファイルシステムではなく、  デバイスファ
       イルに対応している方のファイルシステムの使用可能量を表示する。

POSIX オプション

       -k     デフォルトの 512 バイト単位の代わりに 1024 バイト単位を用いる。

       -P     `Filesystem  N-blocks Used Available Capacity Mounted on' というヘッダをつけて 6 列
              で出力する (通常は N=512、-k オプションが指定されたときは N=1024)。

GNU オプション

       -a, --all
              サイズが 0 ブロックのファイルシステムや タイプが `ignore' または `auto'  のファイル
              システムも リスト表示に含める (デフォルトでは省かれる)。

       -h, --human-readable
              それぞれのサイズに、  例えばメガバイトなら M のようなサイズ文字を付加する。 10 の累
              乗ではなく 2 の累乗を用いるので、 M は 1,048,576 バイトを表す。

       -i, --inodes
              ブロック単位での使用容量のかわりに inode の使用状況をリスト表示する。

       -k, --kilobytes
              デフォルトのブロックサイズを無視し、 1024 バイトを  1  ブロックとしてサイズを表示す
              る。

       -l, --local
              ローカルファイルシステムのみをリスト表示する。

       -m, --megabytes
              メガバイト (1,048,576 バイト) ブロック単位でサイズを表示する。

       -t fstype, --type=fstype
              タイプが  fstype のファイルシステムのみをリスト表示する。 -t オプションを複数指定す
              れば、複数のタイプを表示するようにできる。     デフォルトで省略されるものについては
              --all を参照すること。

       -v     このオプションは無視される (System V 版の df との互換性のためにある)。

       -x fstype, --exclude-type=fstype
              タイプが  fstype のファイルシステムを除外する。 -x オプションを複数指定すれば、複数
              のファイルシステムタイプを表示から削除できる。 デフォルトでは、どのファイルシステム
              タイプも除外されない。 デフォルトで省略されるものについては --all を参照すること。

       -H, --si
              それぞれのサイズについて、例えばメガバイトなら  M  といった  サイズ文字を付加する。
              (SIとは国際単位系のことで、これらのサイズ文字を定義している) 2 の累乗ではなく 10 の
              累乗を用いるので、 M は 1,000,000 バイトを表す。

       -P, --portability
              POSIX 出力形式を用いる。 これはデフォルトの表示形式に似ているが、 以下の a), b), c)
              の点が異なる。 a) ファイルシステムについての情報が常に 1 行で表示される。  このオプ
              ションを付けると マウントデバイス名だけが単独で 1 行に表示されることはない。 すなわ
              ちマウントデバイス名が 20 文字以上の場合 (例えばネットワークマウントなど)  コラムの
              整列が崩れることになる。 b) 丸めが繰上げになる。 c) コラムのヘッダが POSIX に準拠し
              ている。

       -T, --print-type
              各ファイルシステムのタイプを表示する。 mount(8) を参照。

       --block-size=SIZE
              ブロックサイズを SIZE に設定し、環境変数の値を無視する。

       --no-sync
              使用量データを得る前に sync(2) を呼ばない。 このオプションは df  の動作がかなり速く
              なるかもしれないが、  システムによっては (特に SunOS では) 結果が少し古くなるかもし
              れない。このオプションはデフォルトである。

       --sync 使用量データを得る前に sync(2) を呼ぶ。 システムによっては (特に SunOS では) より新
              しい結果を得ることができる。 しかし一般的に、このオプションは df の動作をずっと遅く
              する (特にファイルシステムが多い場合や、 更新が非常に頻繁なファイルシステムがある場
              合)。

GNU 標準オプション

       --help 標準出力に使用方法のメッセージを出力して正常終了する。

       --version
              標準出力にバージョン情報を出力して正常終了する。

       --     オプションリストの終りを示す。

ブロックサイズ

       デフォルトの出力ファイルブロックサイズは  1024 バイト (POSIXLY_CORRECTが設定されているとき
       は  512  バイト)  である。  この値は以下の環境変数のどれかを設定することで変更できる。  ま
       た、これらの環境変数の値は --block-size=SIZE が オプションに与えられると無視される。

       優先順位:
              DF_BLOCK_SIZE, BLOCK_SIZE, POSIXLY_CORRECT.

       これらの変数の値は、数字でも  human-readable でも si でもよい。 数字の後には、何倍であるか
       を指定するサイズ文字と、 通常のバイトを選択する B または  十進の「商業用」バイトを選択する
       D    を続けてもよい。    たとえば   `BLOCK_SIZE=1KB'   は   `BLOCK_SIZE=1024'   に等しく、
       `BLOCK_SIZE=1KD' は `BLOCK_SIZE=1000' に等しい。

       以下の文字が認識される (また --human-readable--si オプションで表示されるときに用いられ
       る)。

       k      キロ: --human-readable なら 2^10 = 1024、 --si なら 10^3 = 1000

       M      メガ: 2^20 = 1,048,576 または 10^6 = 1,000,000

       G      ギガ: 2^30 = 1,073,741,824 または 10^9 = 1,000,000,000

       T      テラ: 2^40 = 1,099,511,627,776 または 10^12 = 1,000,000,000,000

       P      ペタ: 2^50 = 1,125,899,906,842,624 または 10^15 = 1,000,000,000,000,000

       E      エクサ: 2^60 = 1,152,921,504,606,846,976 または 10^18 = 1,000,000,000,000,000,000

       Z      ゼタ:      2^70      =     1,180,591,620,717,411,303,424     または     10^21     =
              1,000,000,000,000,000,000,000

       Y      ヨタ:    2^80    =     1,208,925,819,614,629,174,706,176     または     10^24     =
              1,000,000,000,000,000,000,000,000

環境変数

       変数  DF_BLOCK_SIZE, BLOCK_SIZE, POSIXLY_CORRECT は 出力ファイルブロックサイズの選択を決定
       する。 変数 LANG, LC_ALL, LC_CTYPE, LC_MESSAGES が通常の意味を持つ。

準拠

       POSIX 1003.2

関連項目

       mount(8)

注意

       ディスク使用量は丸めの際に繰上げられ、 空き容量は繰り下げられる。

       このページは fileutils-4.1 パッケージの  df  コマンドについて説明したものである;  その他の
       バージョンでは少し違いがあるかもしれない。  修正や追加は aeb@cwi.nl, aw@mail1.bet1.puv.fi,
       ragnar@ragnar-hojland.com 宛にメールで連絡してください。  プログラムのバグについては  bug-
       fileutils@gnu.org へ報告してください。