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POSIX オプション
       -f     上書きの確認の問い合わせをしない。

       -i     destination   がすでに存在する場合、上書きの確認の問い合わせをす
              る。 (-f と -i が両方とも指定された場合、 後から指定された方のオ
              プションが有効になる。)

GNU オプション
       -f, --force
              移動先に存在する既存のファイルを削除する。  その際、ファイル削除
              の可否をユーザーに問い合わせない。

       -i, --interactive
              移動先に存在するファイルを上書きするかを問い合わせる。    返答が
              `y' または `Y' で始まっていない場合、そのファイルを移動しない。

       --strip-trailing-slashes
              指定された全ての引き数について、  後ろに付いているスラッシュを取
              り除く。 これは `mkdir a; ln -s a la; mv la/ b' のような場合に役
              立つ。  この場合  POSIX  の要求により、  mv はシンボリックリンク
              `la' ではなく ディレクトリ `a' を実際に移動してしまう。

       --target-directory=DIR
              移動先ディレクトリを、コマンドラインの最後の引き数ではなく、  オ
              プションで指定する。 xargs(1) と一緒に用いるのに役立つ。

       -u, --update
              ディレクトリ以外のファイルの移動で、    移動先ファイルが既に存在
              し、 その修正時刻が移動元より新しい場合 (同じ場合を含む)、移動を
              行わない。

       -v, --verbose
              移動する前にそれぞれのファイル名を出力する。

GNU バックアップオプション
       GNU  版のプログラム cp, mv, ln, install, patch は、上書き・修正・削除と
       いった場合に、指示すればファイルの バックアップを作成する。  バックアッ
       プファイルを必要とする場合は -b オプションで指定する。 どのような名前に
       するかは -V オプションで指定する。 バックアップファイルの名前を、ファイ
       ル名に拡張子を追加する形で  与えるようにしたい場合、 この拡張子を -S オ
       プションで指示する。

       -b, --backup[=METHOD]
              上書きもしくは削除の必要がある場合にはファイルのバックアップを作
              成する。 -b が引き数をとらない点に注意すること。

       -S SUFFIX, --suffix=SUFFIX
              SUFFIX をバックアップファイルそれぞれに付け加える。 このオプショ
              ンが指定されていない場合、環境変数 SIMPLE_BACKUP_SUFFIX に設定さ
              れている値が使われる。 SIMPLE_BACKUP_SUFFIX が設定されていない場
              合のデフォルトは `~' である。

       -V METHOD, --version-control=METHOD
              バックアップファイルの命名方法を指定する。  引き数   METHOD   に
              は、`numbered' (または `t')、`existing' (または `nil')、 `never'
              (または `simple') を指定できる。  このオプションが指定されていな
              い場合、環境変数         VERSION_CONTROL        の値が使われる。
              VERSION_CONTROL が設定されていない場合のデフォルトは  `existing'
              である。

              このオプションは Emacs 変数の `version-control' に対応している。
              有効な METHOD は以下の通り。 (他と重複しない範囲で短縮形を使うこ
              とができる):

              t, numbered
                     常に番号の拡張子を持つバックアップを作成する。

              nil, existing
                     番号の拡張子を持つバックアップがすでにある場合には 番号の
                     拡張子を持つバックアップを、 そうでない場合には単純なバッ
                     クアップを作成する。

              never, simple
                     常に単純なバックアップを作成する。

              このオプションは推奨されない。  代りに  --backup=METHOD を使うこ
              と。

GNU 標準オプション
       --help 標準出力に使用方法のメッセージを出力して正常終了する。

       --version
              標準出力にバージョン情報を出力して正常終了する。

       --     オプションリストを終了する。

環境変数
       変数 LANG, LC_ALL, LC_COLLATE, LC_CTYPE,  LC_MESSAGES  は通常の意味を持
       つ。  GNU  版では、変数  SIMPLE_BACKUP_SUFFIX と VERSION_CONTROL により
       バックアップファイルの命名法が制御される (上記参照)。

準拠
       POSIX 1003.2 に準拠するが、ファイルシステムを越えて  ディレクトリ階層を
       移動することはできない。

注意
       このページは fileutils-4.1 パッケージの mv コマンドについて説明したもの
       である。 その他のバージョンでは少し違いがあるかもしれない。  修正や追加
       は aeb@cwi.nl, aw@mail1.bet1.puv.fi, ragnar@ragnar-hojland.com 宛にメー
       ルで連絡してください。 プログラムのバグについては bug-fileutils@gnu.org
       へ報告してください。