Provided by: xfce4-terminal_0.4.8-1ubuntu1_i386 bug

NAME

       Terminal - X ターミナルエミュレータ

書式
       Terminal [OPTION...]

解説
       Terminal は X ターミナルエミュレータとして知られるものの一つで、ターミ
       ナルあるいはシェルと呼ばれることが多いようです。あなたのデスクトップに
       やもすると大昔の文字スクリーンを思わせるようなものを持ち込んできます
       が、他のグラフィカルなアプリケーションと画面上に共存することに何の問題
       もありません。Windows ユーザには MS-DOS プロンプトというユーティリティ
       (Windows 環境下において DOS コマンドラインでの作業を可能にする類似機能)
       に詳しい方がいるかもしれませんが UNIX の CLI は能力的に遥かに勝っていて
       使いやすいという事をぜひとも知って頂きたいと思います。

       Terminal は X コンソーシアムが開発したアプリケーション xterm の動作をエ
       ミュレートします。ではその xterm はと言うと、これは DEC の VT102 ターミ
       ナルをエミュレートしていて、DEC VT220 エスケープシーケンスも同様にサ
       ポートします。エスケープシーケンスとは、文字 Esc で始まる一連なりの文字
       列のことです。VT102 や VT220 ターミナルがカーソルの位置を定めたり画面を
       クリアするような機能に使用する、これらエスケープシーケンスのすべてを
       Terminal は受け付けます。

オプション
   オプション一覧
       以下はすべてのオプションをタイプ別にまとめた一覧です。それぞれの説明は
       後述のセクションにあります。

       一般オプション
           -h, --help; -V, --version; --disable-server; --default-display=
           ; --default-working-directory=

       ウィンドウまたはタブセパレータ
           --tab; --window

       タブオプション
           -x, --execute; -e, --command=; --working-directory=
           ; -T, --title=; -H, --hold

       ウィンドウオプション
           --display=; --geometry=; --role=;
           --startup-id=; -I, --icon=; --fullscreen; --maximize;
           --show-menubar, --hide-menubar; --show-borders, --hide-borders;
           --show-toolbars, --hide-toolbars

   一般オプション
       -h, --help
           Terminal がサポートする様々なコマンドラインオプションをリストして終
           了します。

       -V, --version
           バージョン情報を表示して終了します。

       --disable-server
           D-BUS セッションのメッセージバスに登録しません。

       --default-display=
           デフォルトで使用する X ディスプレイを指定します。

       --default-working-directory=
           ターミナルのデフォルト作業ディレクトリをに指定します。

   ウィンドウまたはタブセパレータ
       --tab
           最後に指定されたウィンドウで新しい一つのタブを開きます。このオプ
           ションは他と一緒に使用できます。

       --window
           一つのタブを含む一つのウィンドウを開きます。このオプションは他と一
           緒に使用できます。

   タブオプション
       -x, --execute
           続くコマンドラインをターミナル内で実行します。

       -e, --command=
           ターミナル内でを実行します。

       --working-directory=
           ターミナルの作業ディレクトリにするを指定します。

       -T, --title=
           ターミナルの最初のウィンドウのタイトルとしてを付けます。

       -H, --hold
           子コマンドが終了してもターミナルをそのままにしておきます。

   ウィンドウオプション
       --display=
           最後に指定されたウィンドウで使用する X ディスプレイを指定します。

       --geometry=
           最後に指定されたウィンドウのジオメトリをに指定します。ジ
           オメトリの指定方法についての詳しい情報は X(7) をご覧下さい。

       --role=
           最後に指定されたウィンドウのウィンドウロールをに指定しま
           す。一つのウィンドウのみに適用され、コマンドラインから立ち上げるそ
           れぞれのウィンドウに対して一度ずつ指定できます。大半は Terminal 内
           でのセッション管理に使用されます。

       --startup-id=
           最後に指定されたウィンドウに起動通知 ID を指定します。D-BUS サービ
           スを使用している時はこの起動通知 ID を転送するために内部で利用され
           ます。

       -I, --icon=
           Terminal のアイコンをアイコン名またはファイル名で指定します。

       --fullscreen
           最後に指定したウィンドウを全画面モードにします。一つのウィンドウの
           みに適用されます。コマンドラインから立ち上げるそれぞれのウィンドウ
           に対して一度ずつ指定できます。

       --maximize
           最後に指定したウィンドウを最大化します。一つのウィンドウのみに適用
           されます。コマンドラインから起動するそれぞれのウィンドウに対して一
           度ずつ指定できます。

       --show-menubar
           最後に指定したウィンドウでメニューバーを表示します。一つのウィンド
           ウのみに適用されます。コマンドラインから立ち上げるそれぞれのウィン
           ドウに対して一度ずつ指定できます。

       --hide-menubar
           最後に指定したウィンドウでメニューバーを非表示にします。一つのウィ
           ンドウのみに適用されます。コマンドラインから立ち上げるそれぞれの
           ウィンドウに対して一度ずつ指定できます。

       --show-borders
           最後に指定したウィンドウでウィンドウの枠を表示します。一つのウィン
           ドウのみに適用されます。コマンドラインから立ち上げるそれぞれのウィ
           ンドウに対して一度ずつ指定できます。

       --hide-borders
           最後に指定したウィンドウでウィンドウの枠を非表示にします。一つの
           ウィンドウのみに適用されます。コマンドラインから立ち上げるそれぞれ
           のウィンドウに対して一度ずつ指定できます。

       --show-toolbars
           最後に指定したウィンドウでツールバーを表示します。一つのウィンドウ
           のみに適用されます。コマンドラインから立ち上げるそれぞれのウィンド
           ウに対して一度ずつ指定できます。

       --hide-toolbars
           最後に指定されたウィンドウのツールバーを非表示にします。一つのウィ
           ンドウのみに適用されます。コマンドラインから立ち上げるそれぞれの
           ウィンドウに対して一度ずつ指定できます。

使用例
       Terminal --geometry 80x40 --command mutt --tab --command mc
           Terminal ウィンドウを幅 80 桁・高さ 40 行、2 つのタブで開き、最初の
           タブで mutt を、2 つ目のタブで mc コマンドを実行します。

環境変数
       Terminal はそのデータおよび設定ファイルの場所を探す際
       に、Freedesktop.org[1] で策定されている基本フォルダの仕様 (Basedir
       Specification) に従います。従って、各ファイルの位置は、この仕様に記述さ
       れているフォルダの相対パスとして指定されます。

       ${XDG_CONFIG_HOME}
           設定ファイルを見に行く最初の基本フォルダです。デフォルトでは
           ~/.config/ になっています。

       ${XDG_CONFIG_DIRS}
           設定データを含む基本フォルダのリストで、各フォルダはコロンで区切ら
           れています。デフォルトではアプリケーションは ${sysconfdir}/xdg/ を
           参照します。${sysconfdir} の値はプログラムがどのようにビルドされた
           かによって変わります。バイナリ配布されるパッケージでは /etc/ になる
           ことが多いようです。

       ${XDG_DATA_HOME}
           ユーザー個別のデータファイルすべてのルートフォルダです。デフォルト
           では ~/.local/share/ になっています。

       ${XDG_DATA_DIRS}
           基本フォルダ ${XDG_DATA_HOME} に加えてデータファイルを探す基本フォ
           ルダを並べていきます。フォルダはコロンで区切る必要があります。

ファイル
       ${XDG_CONFIG_DIRS}/Terminal/terminalrc
           Terminal の見た目を管理する環境設定が含まれる設定ファイルの場所で
           す。

       ${XDG_DATA_DIRS}/Terminal/Terminal-toolbars.ui
           このファイルにはツールバーのインターフェイス定義が記述されていま
           す。ツールバーエディタを使用してツールバーをカスタマイズした場
           合、Terminal はファイル
           ${XDG_DATA_HOME}/Terminal/Terminal-toolbars.ui に新しいツールバーの
           レイアウト情報を保存します。

関連項目
       bash(1), X(7)

AUTHORS

       Nick Schermer <nick@xfce.org>
           開発者

       Benedikt Meurer <benny@xfce.org>
       Software developer, os-cillation, System development,
           開発者

NOTES

        1. Freedesktop.org
           http://freedesktop.org/