Provided by: manpages-ja_0.5.0.0.20131015+dfsg-2_all bug

名前

       comm - ソートされた二つのファイルを行単位に比較する

書式

       comm [OPTION]... FILE1 FILE2

説明

       ソートされたファイル FILE1 および FILE2 を一行ずつ比較します。

       オプションが無い場合、3列の出力を生成します。1列目は   FILE1   のみに含ま  れる行、2列目は
       FILE2 のみに含まれる行、3列目は両方のファイルに含まれ る行となります。

       -1     1列目を抑止する (FILE1 のみに含まれる行)

       -2     2列目を抑止する (FILE2 のみに含まれる行)

       -3     3列目を抑止する (両方のファイルに含まれる行)

       --check-order
              全ての行の組み合わせが一致していても、正しく ソートされているかを確認する

       --nocheck-order
              入力が正しくソートされているかを確認しない

       --output-delimiter=STR
              列を STR で分割する

       --help この使い方を表示して終了する

       --version
              バージョン情報を表示して終了する

       注: 比較の際には 'LC_COLLATE' で指定されたルールが使用されます。

       comm -12 file1 file2
              file1 と file2 の両方に存在する行のみを表示する

       comm -3
              file1 file2  file1 に存在して file2 に存在しない行および file2

              に存在して file1 に存在しない行を表示する

作者

       作者 Richard M. Stallman および David MacKenzie。

バグの報告

       comm のバグを発見した場合は bug-coreutils@gnu.org に報告してください。  GNU  coreutils  の
       ホームページ:  <http://www.gnu.org/software/coreutils/> GNU ソフトウェアを使用する際の一般
       的なヘルプ:        <http://www.gnu.org/gethelp/>         comm         の翻訳に関するバグは
       <http://translationproject.org/team/ja.html> に連絡してください。 完全な文書を参照する場合
       は info coreutils 'comm invocation' を実行してください。

著作権

       Copyright © 2012 Free Software Foundation, Inc.  ライセンス GPLv3+: GNU GPL version  3  or
       later  <http://gnu.org/licenses/gpl.html>.   This is free software: you are free to change
       and redistribute it.  There is NO WARRANTY, to the extent permitted by law.

関連項目

       join(1), uniq(1)

       comm の完全なマニュアルは Texinfo マニュアルとして整備されている。もし、 info および  comm
       のプログラムが正しくインストールされているならば、コマンド

              info comm

       を使用すると完全なマニュアルを読むことができるはずだ。