Provided by: login_4.1.5.1-1ubuntu9.5_amd64 bug

名前

       su - ユーザIDを変更する。またはスーパーユーザになる

書式

       su [-] [username [args]]

説明

       su  はログインセッション中に別のユーザになるために用いる。  ユーザ名を指定せずに起動した場
       合、 デフォルトではスーパーユーザの ID に変更する。 オプション引数 - を用いると、 直接ログ
       インした場合と同じ環境に初期化される。

       ユーザ名の後ろに追加の引数を与えることもでき、  その場合引数はユーザのログインシェルに渡さ
       れる。 特に、その引数の一つとして -c を渡した場合、 それに続く引数は大部分のコマンドインタ
       プリタにコマンドとして解釈される。  コマンドはそのユーザに (/etc/passwd で) 指定されている
       シェルで実行される。

       必要な場合には、ユーザにはパスワードの入力が促される。  間違ったパスワードが入力された場合
       にはエラーメッセージが出力される。  suしようとした場合は、システムの濫用を検知するために、
       それが正しい場合も不正な場合も常に記録が残される。

       現在の環境は新しいシェルに引き継がれる。   ただし    $PATH    の値は、    通常のユーザでは
       /bin:/usr/bin  に、 スーパーユーザでは /sbin:/bin:/usr/sbin:/usr/bin に再設定される。 これ
       は /etc/login.defsENV_PATHENV_SUPATH で変更できる。

       サブシステムログインでは、 ログインシェルの最初の文字に "*" を置く。  渡されたホームディレ
       クトリは、 ユーザが実際にログインする新しいファイルシステムのルートとして扱われる。

警告

       この版の  su には多くのコンパイル時オプションがあるが、 サイトによってはこの一部しか設定さ
       れていないこともある。

ファイル

       /etc/passwd - ユーザアカウント情報
       /etc/shadow - 暗号化パスワードと有効期限情報

関連項目

       login(1), sh(1), login.defs(5), suauth(5)

著者

       Julianne Frances Haugh <jockgrrl@ix.netcom.com>

                                                                                            SU(1)