Provided by: manpages-ja-dev_0.5.0.0.20131015+dfsg-2_all bug

名前

       personality - プロセスを実行するドメインを設定する

書式

       #include <sys/personality.h>

       int personality(unsigned long persona);

説明

       Linux は、プロセス毎の異なる実行ドメイン、すなわち パーソナリティ (personality) をサポート
       している。 実行ドメインは  Linux  にシグナル番号にどのシグナルを割り付けるかを  教えたりす
       る。また、実行ドメイン・システムにより、  Linux は他の UNIX 風のオペレーティング・システム
       でコンパイルされた バイナリに対する限定的なサポートを提供している。

       personality () 関数は、 persona が 0xffffffff の場合は現在の パーソナリティ を返す。  それ
       以外の場合、 persona により参照される実行ドメインを、 呼び出し元のプロセスの新しい実行ドメ
       インとする。

返り値

       成功した場合、以前の persona が返される。エラーの場合は、-1 が返され、 errno  が適切に設定
       される。

エラー

       EINVAL カーネルがパーソナリティを変更できなかった。

準拠

       personality()  は Linux 固有であり、移植を意図したプログラムで使用すべきではない。

この文書について

       この  man ページは Linux man-pages プロジェクトのリリース 3.54 の一部 である。プロジェクト
       の説明とバグ報告に関する情報は http://www.kernel.org/doc/man-pages/ に書かれている。