Provided by: manpages-ja-dev_0.5.0.0.20131015+dfsg-2_all bug

名前

       sysfs - ファイルシステム (file system) の情報を取得する

書式

       int sysfs(int option, const char *fsname);

       int sysfs(int option, unsigned int fs_index, char *buf);

       int sysfs(int option);

説明

       sysfs()  は現在カーネル (kernel) に存在しているファイルシステムの型 (type) 情報を返す。 そ
       れぞれの sysfs()  コールの形式と返される情報は option に依存しており、それは:

       1  ファイルシステム識別文字列 (identifier string)  fsname をファイルシステムの型インデック
          ス (type index) に翻訳する。

       2  ファイルシステムの型インデックス  fs_index を NULL 終端されたファイルシステム識別文字列
          に翻訳する。 この文字列は buf で指定されたバッファーへ書き込まれる。 buf に文字列を入れ
          るだけの十分な容量があることを確かめること。

       3  現在カーネルに存在するファイルシステム型の数の合計を返す。

       ファイルシステムの型インデックスの数はゼロから始まる。

返り値

       成功した場合  sysfs()   は、 オプション 1 では ファイルシステムのインデックスを返す。 オプ
       ション 2 ではゼロを返す。 オプション 3 は現在設定されているファイルシステムの数を返す。 エ
       ラーの場合は、-1 が返され、 errno が適切に設定される。

エラー

       EFAULT fsname  buf のどちらかがアクセス可能なアドレス空間の外にある。

       EINVAL fsname   が正しいファイルシステムの型識別子ではない;   fs_index   が範囲の外にある;
              option が正しくない。

準拠

       SVr4.

注意

       この System-V 由来のシステムコールは廃止予定 (obsolete) であり、 使用しないこと。 /proc が
       利用できるシステムでは、同じ情報が  /proc/filesystems 経由で取得でき、このインタフェースを
       使用すること。

バグ

       libc または glibc のサポートは存在しない。 buf  の大きさがどれだけ必要かを推測する方法がな
       い。

この文書について

       この  man ページは Linux man-pages プロジェクトのリリース 3.54 の一部 である。プロジェクト
       の説明とバグ報告に関する情報は http://www.kernel.org/doc/man-pages/ に書かれている。