Provided by: manpages-ja-dev_0.5.0.0.20131015+dfsg-2_all bug

名前

       conj, conjf, conjl - 複素共役を計算する

書式

       #include <complex.h>

       double complex conj(double complex z);
       float complex conjf(float complex z);
       long double complex conjl(long double complex z);

       -lm でリンクする。

説明

       conj()  関数は z の複素共役を返す。 その値は虚部の符号を反転して得られる。

       次の関係が成立する:

           cabs(z) = csqrt(z * conj(z))

バージョン

       これらの関数は glibc バージョン 2.1 で初めて登場した。

属性

   マルチスレッディング (pthreads(7) 参照)
       関数 conj(), conjf(), conjl() はスレッドセーフである。

準拠

       C99.

関連項目

       cabs(3), csqrt(3), complex(7)

この文書について

       この  man ページは Linux man-pages プロジェクトのリリース 3.54 の一部 である。プロジェクト
       の説明とバグ報告に関する情報は http://www.kernel.org/doc/man-pages/ に書かれている。

                                            2013-06-21                                    CONJ(3)