Provided by: manpages-ja-dev_0.5.0.0.20131015+dfsg-2_all bug

名前

       csqrt, csqrtf, csqrtl - 複素数の平方根

書式

       #include <complex.h>

       double complex csqrt(double complex z);
       float complex csqrtf(float complex z);
       long double complex csqrtl(long double complex z);

       -lm でリンクする。

説明

       与えられた複素数の平方根を計算する。 但し、平方根のうち実数部が非負の値を返す。 実軸の負の
       部分に沿って分枝切断 (branch  cut)  がある。  (つまり、  eps  を小さな正の実数とした場合、
       csqrt(-1+eps*I) が I に近付いていき、 一方 csqrt(-1-eps*I) は -I に近付いていく、 というこ
       とである。)

バージョン

       これらの関数は glibc バージョン 2.1 で初めて登場した。

準拠

       C99.

関連項目

       cabs(3), cexp(3), complex(7)

この文書について

       この man ページは Linux man-pages プロジェクトのリリース 3.54 の一部  である。プロジェクト
       の説明とバグ報告に関する情報は http://www.kernel.org/doc/man-pages/ に書かれている。

                                            2008-08-11                                   CSQRT(3)