Provided by: manpages-ja-dev_0.5.0.0.20131015+dfsg-2_all bug

名前

       fputc, fputs, putc, putchar, puts - 文字と文字列の出力

書式

       #include <stdio.h>

       int fputc(int c, FILE *stream);

       int fputs(const char *s, FILE *stream);

       int putc(int c, FILE *stream);

       int putchar(int c);

       int puts(const char *s);

説明

       fputc()  は、キャラクタ cunsigned char にキャストし、 stream に書き込む。

       fputs()   は、文字列  sstream に書き込む。 文字列終端の NULL バイト ('\0') は出力しな
       い。

       putc()  は、  stream  を一度以上評価するマクロとして実装されているかも知れないという点を除
       き、 fputc() と同じである。

       putchar(c); は、 putc(c,stdout) と同じである。

       puts()  は、文字列 s と改行を stdout に書き込む。

       ここで説明された関数はお互いに混在して使用することができ、また、  stdio ライブラリに含まれ
       る他の出力関数を同じ出力ストリームに対して 呼び出す事が出来る。

       これらの処理を停止せずに行いたいときは、 unlocked_stdio(3)  を参照のこと。

返り値

       fputc(), putc(), putchar()  は unsigned char として書き込まれた文字を int にキャストして返
       す。 エラーが発生した場合は EOF を返す。

       puts()  と fputs()  は、成功すると負ではない数を、エラーが発生した場合は EOF を返す。

準拠

       C89, C99.

バグ

       stdio  ライブラリに含まれる出力関数と、同じ出力ストリームに結びつけられた ファイルディスク
       リプタに対する write(2) の低レベル呼び出しを混在して 使用することは賢明ではない。 その結果
       は定義されておらず、望む結果が得られない可能性が高い。

関連項目

       write(2),   ferror(3),  fopen(3),  fputwc(3),  fputws(3),  fseek(3),  fwrite(3),  gets(3),
       putwchar(3), scanf(3), unlocked_stdio(3)

この文書について

       この man ページは Linux man-pages プロジェクトのリリース 3.54 の一部  である。プロジェクト
       の説明とバグ報告に関する情報は http://www.kernel.org/doc/man-pages/ に書かれている。