Provided by: manpages-ja-dev_0.5.0.0.20131015+dfsg-2_all bug

名前

       towlower - ワイド文字 1 個を小文字に変換する

書式

       #include <wctype.h>

       wint_t towlower(wint_t wc);

説明

       towlower()   関数は、 tolower(3)  関数に対応するワイド文字関数である。 wc がワイド文字なら
       ば、この文字は小文字に変換される。  大文字・小文字の区別がない文字は変換されずに返される。
       wcWEOF ならば、WEOF が返される。

返り値

       towlower()  関数は、wc に対応する小文字を返す。wcWEOF ならば、WEOF を返す。

準拠

       C99.

注意

       towlower()  の動作は、現在のロケールの LC_CTYPE カテゴリに依存する。

       この関数で  Unicode 文字を扱うのはあまり適切でない。 なぜなら、Unicode には、大文字 (upper
       case)・小文字 (lower case)・ タイトル文字 (title case) という 3 つの "case" が含まれている
       からである。

関連項目

       iswlower(3), towctrans(3), towupper(3)

この文書について

       この  man ページは Linux man-pages プロジェクトのリリース 3.54 の一部 である。プロジェクト
       の説明とバグ報告に関する情報は http://www.kernel.org/doc/man-pages/ に書かれている。