Provided by: manpages-ja_0.5.0.0.20131015+dfsg-2_all bug

名前

       ifport - ネットワークインターフェースのトランシーバのタイプを選択する

書式

       ifport interface [auto|10baseT|10base2|aui|100baseT|##]

説明

       ifport は指定したネットワークインターフェースのトランシーバタイプを設定する。 複数のトラン
       シーバタイプをサポートするドライバのためのコマンドである。  タイプを指定しなかった場合は現
       在のタイプが表示される。  タイプは数値でもキーワードでも指定できる。 標準的な 5 つのトラン
       シーバタイプ (auto, 10baseT, 10base2, aui, 100baseT) がそれぞれコードの 0 から 4  に対応し
       ている。 これはすべての Linux PCMCIA ネットワークドライバで同じである。 キーワードマッチは
       英大文字小文字を区別しない。

       既にインターフェースがオープンしている場合には、 ネットワークドライバはそのカードに 新しい
       トランシーバタイプを再設定することはできない。 ifportifconfig によるインターフェースの
       設定に先立って行うのが望ましく、 こうすれば新しい設定がすぐに有効となることを保証できる。

       このユーティリティは 16 ビット PC カードドライバの一部でしか動作しない。  使えるドライバは
       3c589_cs,  nmclan_cs, pcnet_cs, smc91c92_cs, xirc2ps_cs である。他のドライバに対して用いる
       と、 ifport はいい加減なドライバ設定を返すか、 「Operation not supported」というレポートを
       返す。

返り値

       ioctl: Operation not supported
              このネットワークデバイスがマニュアルのトランシーバ選択を サポートしていないことを示
              す。トランシーバの選択肢がひとつしかない、 デバイスが常に適切なトランシーバを自動選
              択する、などが考えられる。

著者

       David Hinds - dahinds@users.sourceforge.net

関連項目

       ifconfig(8)