Provided by: manpages-ja_0.5.0.0.20131015+dfsg-2_all bug

名前

       setpnp - Plug & Play BIOS のデバイスリソースを変更する

書式

       setpnp [-b] device resource...
       setpnp [-b] device {on|off}

説明

       このユーティリティは、  Plug  &  Play  BIOS  デバイスノードの システムリソース情報を更新す
       る。デバイスは 2 桁 16 進の ノード番号によって指定する。 1  番目の形式では、リソースのリス
       トはコマンドラインから与えられる。 あるいは、デバイスを単に on (ブート時の設定にリセットす
       る) にしたり off (全てのリソースを無効にする) にすることもできる。

       リソースの型は 4 つある。 "io", "mem", "irq", "dma" である。  リソースリストは、リソース型
       とその値をスペースで区切ったペアからなる。  一つのリソース型に複数の値を与えるときはコンマ
       で区切る。 値は単一の値のこともあるし、 ダッシュ ("-") で区切られた範囲のこともある。 例を
       示す。

              setpnp 0d io 0x2f8-0x2ff irq 3
              setpnp 12 io 0x350-0x35f,0x2f8-0x2ff irq 3 irq 10

       型の並び順は重要ではない。しかし同じ型に 2 つ以上の指定がなされたときは、 それらの間の並び
       順が重要となる。 Plug & Play BIOS は不正な設定を拒否するが、 setpnp はなぜその設定が拒否さ
       れたかを調べようとはしない。

       デフォルトでは、現在の (動的な) デバイス設定情報が修正される。 -b オプションを用いると、デ
       バイスのブート時 (静的) 情報を更新できる。  デバイスによっては次回のブート時でないと再設定
       できないかもしれない。  このコマンドを誤って用いると、正しく動作しているシステムデバイスを
       無効にしてしまい、システムをブート不能にしてしまうかもしれない。

オプション

       -b     ブートモード: デバイスのリソース情報を更新し、 これが次回のブートで (現在のリソース
              情報の代わりに) 使われることになる。

ファイル

       /proc/bus/pnp/...
              Plug & Play BIOS デバイスサービスのカーネルインターフェース

著者

       David Hinds - dahinds@users.sourceforge.net

関連項目

       lspnp(8)