Provided by: debhelper_11.1.6ubuntu2_all
名前
dh_usrlocal - usr/local ディレクトリをメンテナスクリプトへ移行する
書式
dh_usrlocal [debhelper オプション] [-n]
説明
dh_usrlocal コマンドはインストールの際に /usr/local 以下にサブディレクトリを作成するパッ ケージをビルドする時に使える debhelper プログラムです。 このコマンドは、パッケージビルドディレクトリにある usr/local 以下のサブディレクトリを走 査・削除し、Debian policy の内容に沿った形でインストール時に作成されたディレクトリを作 成、及びパッケージ削除時に削除を実施するため、(-n が使われてない限り) メンテナスクリプトの スニペットで置換します。これらのスニペットは dh_installdeb により、メンテナスクリプトへ挿 入されます。debhelper のメンテナスクリプトのスニペットに関する説明について は、dh_installdeb(1) を参照して下さい。 When the Rules-Requires-Root field is not (effectively) binary-targets, the directories in /usr/local will have ownership root:staff and the mode will be 02775. These values have been chosen to comply with the recommendations of the Debian policy for directories in /usr/local. When Rules-Requires-Root has an effective value of binary-targets, the owners, groups and permissions will be preserved with one exception. If the directory is owned by root:root, then ownership will be reset to root:staff and mode will be reset to 02775. This is useful, since that is the group and mode policy recommends for directories in /usr/local.
オプション
-n, --no-scripts postinst/prerm を変更しません。
付記
このコマンドは複数回実行しても安全なコマンドではありません。このコマンドを複数回呼び出す際 には必ず間に dh_prep(1) を挿入してください。さもないと、メンテナスクリプト中に同じ内容の コードを繰り返し挿入してしまいます。
確認すべき事
Debian ポリシー バージョン 2.2
参照
debhelper(7) このプログラムは debhelper の一部です。
作者
Andrew Stribblehill <ads@debian.org>