bionic (3) strcasecmp.3.gz

Provided by: manpages-ja-dev_0.5.0.0.20161015+dfsg-1_all bug

名前

       strcasecmp, strncasecmp - 二つの文字列を大文字小文字を区別せず比較する

書式

       #include <strings.h>

       int strcasecmp(const char *s1, const char *s2);

       int strncasecmp(const char *s1, const char *s2, size_t n);

説明

       strcasecmp()   関数は、二つの文字列 s1s2 を、 大文字小文字を区別せずに比較する。 s1s2 よりも小さ
       いか、同じか、大きいかによってそれぞれ 負の整数、0、正の整数を返す。

       strncasecmp() 関数も同様であるが、 s1 の最初の n バイトだけを 比較する点だけが異なる。

返り値

       strcasecmp()  と strncasecmp()  関数は、s1 (または、その最初の n バイト)が s2 よりも小さいか、 同じか、大
       きいかにより、それぞれ負の整数、0、正の整数を返す。

準拠

       4.4BSD, POSIX.1-2001.

注意

       関数 strcasecmp() と strncasecmp() は 4.4BSD で初めて登場し、 そのときは <string.h> に宣言があった。 この
       ような、過去との互換性確保のため、 機能検査マクロ _DEFAULT_SOURCE (glibc 2.19 以前では _BSD_SOURCE)  が定
       義された際に、 glibc のヘッダーファイル <string.h> でもこれらの関数が宣言されている。

関連項目

       bcmp(3), memcmp(3), strcmp(3), strcoll(3), string(3), strncmp(3), wcscasecmp(3), wcsncasecmp(3)

この文書について

       この man ページは Linux man-pages プロジェクトのリリース 3.79 の一部 である。プロジェクトの説明とバグ報告
       に関する情報は http://www.kernel.org/doc/man-pages/ に書かれている。

                                                   2014-05-10                                      STRCASECMP(3)