Provided by: manpages-ja_0.5.0.0.20161015+dfsg-1_all 

名前
tty - 制御端末
説明
/dev/tty ファイルは、メジャー番号 5、マイナー番号 0 のキャラクター デバイスである。通常、そのモードは
0666、オーナ.グループは root.tty となっている。 プロセスの制御端末が存在する場合、このデバイスファイルは
プロセスの制御端末と 同じものを表す。
tty が参照しているデバイスがサポートしている ioctl(2) 要求に 加えて、 ioctl(2) 要求 TIOCNOTTY がサポー
トされている。
TIOCNOTTY
呼び出し元のプロセスをその制御端末から切り離す。
そのプロセスがセッションリーダー (session leader) の場合、 シグナル SIGHUP と SIGCONT がフォアグラウンド
プロセスグループに送られ、 カレントセッションに属す全てのプロセスについて各々の制御端末が切り離される。
この ioctl(2) 呼び出しは /dev/tty に結びつけられたファイル ディスクリプターにのみ作用する。この機能
は、ユーザーによって端末から 起動されたデーモンプロセスにより使用される。 そのプロセスは /dev/tty をオー
プンしようと試みる。 オープンに成功すると、そのプロセスは TIOCNOTTY を使って 自分自身を端末から切り離
す。オープンに失敗した場合、そのプロセスが 端末に結びつけられていないのは明らかであり、自身を端末から切り
離す 必要はない。
ファイル
/dev/tty
関連項目
chown(1), mknod(1), ioctl(2), termios(3), console(4), tty_ioctl(4), ttyS(4), agetty(8), mingetty(8)
この文書について
この man ページは Linux man-pages プロジェクトのリリース 3.79 の一部 である。プロジェクトの説明とバグ報告
に関する情報は http://www.kernel.org/doc/man-pages/ に書かれている。
Linux 2003-04-07 TTY(4)