Provided by: gfmd_2.6.15+dfsg-1build1_amd64 

NAME
gfdump.postgresql - Gfarmメタデータのダンプ/リストア
SYNOPSIS
gfdump.postgresql -d [オプション]
gfdump.postgresql -r [オプション]
DESCRIPTION
gfdump.postgresqlは、 バックエンドDBとして動作しているPostgreSQLにより管理された、 Gfarmのメタデータをダ
ンプ、またはリストアすることができます。 このコマンドを実行する場合は、 バックエンドDBであるPostgreSQLが
起動しているホスト上でなければいけません。 このコマンドは、実行時にバックエンドDBのアクセス情報を取得する
ため、 gfmdの設定ファイル gfmd.confを読み込みます。 gfmdがプライベートモードではない状態で 設定された場
合、このファイルを読み込むためには、ルート権限が必要となります。
gfdump.postgresqlが -dオプション付きで実行された際は、 カレントディレクトリにdb.outファイルを作成し、
データベースをそのファイルにダンプします。
gfdump.postgresqlが -rオプション付きで実行された際は、 カレントディレクトリに置かれたdb.outから データ
ベースをリストアします。 さらに具体的な説明を下記に示します。
1. gfmdが起動している場合は停止します。
2. データベースを削除します。
3. データベースを作成します。
4. ダンプファイルからデータベースをリストアします。
5. gfmdのジャーナルファイルが存在している 場合は、そのファイルを削除します。
6. gfmdを起動します。
OPTIONS
--prefix パス
このオプションを付与した場合、 gfdump.postgresqlは、 gfmdの設定ファイル PREFIX/etc/gfmd.confを読み込
みます。 デフォルトでは、%%SYSCONFDIR%%/etc/gfmd.conf が読み込まれます。
-P インストール先のディレクトリ
バックエンドDBに対するインストール先のディレクトリ (例えば、/usr/local)を指定することができます。
gfdump.postgresqlが pg_dumpといったPostgreSQLコマンドを 実行する際は、指定したディレクトリの下にこの
コマンドが インストールされていることを前提としています。 このオプションを省略した場合、
gfdump.postgresqlは、 環境変数PATHのリストからそのコマンドへのディレクトリ を探し出します。
-l
バックエンドDBがGfarmのメタデータを記録したファイルを置く ディレクトリへのパスを指定することができま
す。
バックエンドDBがPostgreSQLである場合、 そのディレクトリは一般にPGDATAと呼ばれています。 デフォルトで
は、 PREFIX/var/gfarm-pgsqlが設定されており、 このPREFIXは--prefixオプションで与えられた値となりま
す。
-f ダンプファイル
ダンプファイルの名前を指定することができます。 デフォルトでは、カレントディレクトリパスに ファイル
名db.outを加えた値が設定されます。
--help
このコマンドの使用法を表示して、終了します。
-t
このオプションを付与した場合、 人間が読みやすい形式で全ての設定パラメータの値を表示した後、 すぐに終
了します。
-d
このオプションを付与した場合、 ダンプモードで起動します。
-n
このオプションを付与した場合、 gfmdを起動/停止しません。
-r
このオプションを付与した場合、 リストアモードで起動します。
FILES
%%SYSCONFDIR%%/gfmd.conf
gfmdが参照する設定ファイル
SEE ALSO
pg_dump(1), dropdb(1), createdb(1), psql(1), gfmd(8)
Gfarm 30 Jan 2015 GFDUMP.POSTGRESQL(8)