Provided by: manpages-ja-dev_0.5.0.0.20180315+dfsg-1_all bug

名前

       personality - プロセスを実行するドメインを設定する

書式

       #include <sys/personality.h>

       int personality(unsigned long persona);

説明

       Linux は、プロセス毎の異なる実行ドメイン、すなわち パーソナリティ (personality) をサポート
       している。 実行ドメインは  Linux  にシグナル番号にどのシグナルを割り付けるかを  教えたりす
       る。また、実行ドメインシステムにより、 Linux は、 他の UNIX 風のオペレーティングシステムで
       コンパイルされたバイナリに対する限定的なサポートを提供している。

       persona が 0xffffffff 以外の場合、 personality() は呼び出し元の実行ドメインを persona で指
       定された値に設定する。 persona に 0xffffffff を指定すると、変更を行わず、現在の persona 値
       を取得できる。

       利用可能な実行ドメインのリストは <sys/personality.h> にある。

返り値

       成功した場合、以前の persona が返される。エラーの場合は、-1 が返され、 errno  が適切に設定
       される。

エラー

       EINVAL カーネルがパーソナリティを変更できなかった。

準拠

       personality()  は Linux 固有であり、移植を意図したプログラムで使用すべきではない。

関連項目

       setarch(8)

この文書について

       この  man ページは Linux man-pages プロジェクトのリリース 3.79 の一部 である。プロジェクト
       の説明とバグ報告に関する情報は http://www.kernel.org/doc/man-pages/ に書かれている。