Provided by: manpages-ja-dev_0.5.0.0.20180315+dfsg-1_all bug

名前

       mq_close - メッセージキュー記述子をクローズする

書式

       #include <mqueue.h>

       int mq_close(mqd_t mqdes);

       -lrt でリンクする。

説明

       mq_close()  はメッセージキュー記述子 (message queue descriptor)  mqdes をクローズする。

       呼び出し元のプロセスが  mqdes  経由でこのメッセージキューに通知要求 (notification request)
       を設定している場合、通知要求は削除され、他のプロセスがそのキューに  対して通知要求を設定で
       きるようになる。

返り値

       成功すると、 mq_close()  は 0 を返す。エラーの場合、-1 を返し、 errno にエラーを示す値を設
       定する。

エラー

       EBADF  mqdes に指定されたディスクリプターが不正である。

属性

   マルチスレッディング (pthreads(7) 参照)
       関数 mq_close() はスレッドセーフである。

準拠

       POSIX.1-2001.

注意

       プロセス終了時、もしくは execve(2)  実行時に、全てのオープンされたメッセージキューは自動的
       にクローズされる。

関連項目

       mq_getattr(3),   mq_notify(3),   mq_open(3),   mq_receive(3),   mq_send(3),  mq_unlink(3),
       mq_overview(7)

この文書について

       この man ページは Linux man-pages プロジェクトのリリース 3.79 の一部  である。プロジェクト
       の説明とバグ報告に関する情報は http://www.kernel.org/doc/man-pages/ に書かれている。