Provided by: manpages-ja-dev_0.5.0.0.20180315+dfsg-1_all bug

名前

       toascii - 文字を ASCII に変換する

書式

       #include <ctype.h>

       int toascii(int c);

   glibc 向けの機能検査マクロの要件 (feature_test_macros(7)  参照):

       toascii(): _BSD_SOURCE || _SVID_SOURCE || _XOPEN_SOURCE

説明

       toascii()   は上位ビットをクリアする事により、 ASCII 文字セットに適合するように c を 7ビッ
       トの unsigned char に変換する。

返り値

       変換された文字を返す。

属性

   マルチスレッディング (pthreads(7) 参照)
       toascii() 関数はスレッドセーフである。

準拠

       SVr4, BSD, POSIX.1-2001.  POSIX.1-2008 は toascii()  を廃止予定としている。 ローカライズさ
       れたアプリケーションでは、移植性を確保しつつ、  この関数を使用することはできない点に注意す
       ること。

バグ

       この関数を使う事でたくさんの人々が不幸になるだろう。  この関数はアクセント付きの字をでたら
       めな文字に変換してしまう。

関連項目

       isascii(3), tolower(3), toupper(3)

この文書について

       この  man ページは Linux man-pages プロジェクトのリリース 3.79 の一部 である。プロジェクト
       の説明とバグ報告に関する情報は http://www.kernel.org/doc/man-pages/ に書かれている。