Provided by: manpages-ja-dev_0.5.0.0.20180315+dfsg-1_all bug

名前

       wcsncmp - 2 つの固定長ワイド文字文字列を比較する

書式

       #include <wchar.h>

       int wcsncmp(const wchar_t *s1, const wchar_t *s2, size_t n);

説明

       wcsncmp()   関数は、 strncmp(3)  関数に対応するワイド文字関数である。 この関数は、s1 が指すワイド文字文字
       列と s2 が指すワイド文 字文字列を比較するが、最大でも先頭のワイド文字 n 個までしか比較 しない。またいずれ
       かの文字列にヌルワイド文字 (L'\0') が現れたら、 比較はその位置で終了する。

返り値

       wcsncmp()   関数は、s1s2 がそれぞれ指す文字列を n 文字に収まるように切り詰めたものが等しければ 0 を返
       す。 この関数は、異なる文字が最初に現われた位置 i (i < n)  において、その位置にある文字 s1[i]s2[i] よ
       り大きければ 正の値を返す。異なる文字が最初に現われた位置 i (i < n) において、その位置にある文字 s1[i]s2[i] より小さければ 負の値を返す。

属性

   マルチスレッディング (pthreads(7) 参照)
       関数 wcsncmp() はスレッドセーフである。

準拠

       C99.

関連項目

       strncmp(3), wcsncasecmp(3)

この文書について

       この man ページは Linux man-pages プロジェクトのリリース 3.79 の一部 である。プロジェクトの説明とバグ報告
       に関する情報は http://www.kernel.org/doc/man-pages/ に書かれている。