Provided by: manpages-ja-dev_0.5.0.0.20180315+dfsg-1_all bug

名前

       wcwidth - ワイド文字が必要とするカラム数を調べる

書式

       #define _XOPEN_SOURCE
       #include <wchar.h>

       int wcwidth(wchar_t c);

説明

       wcwidth()   関数は、ワイド文字 c を表現するために必要なカラム 数を返す。c が印刷可能文字な
       らば、この値は 0 以上である。 c がヌルワイド文字 (L'\0') ならば、値は 0 である。  それ以外
       の場合には -1 が返される。

返り値

       wcwidth()  関数は、c の表現に必要なカラム数を返す。

属性

   マルチスレッディング (pthreads(7) 参照)
       wcwidth() 関数は、例外付きのスレッドセーフである。実行中に setlocale(3) を呼び出してロケー
       ルを変更しない限り、マルチスレッドアプリケーションで安全に使用することができる。

準拠

       POSIX.1-2001.

       glibc 2.2.5 以前では以下のプロトタイプ宣言が使用されていたことに 注意すること。
       int wcwidth(wint_t c);

注意

       wcwidth()  の動作は、現在のロケールの LC_CTYPE カテゴリーに依存する。

関連項目

       iswprint(3), wcswidth(3), feature_test_macros(7)

この文書について

       この man ページは Linux man-pages プロジェクトのリリース 3.79 の一部  である。プロジェクト
       の説明とバグ報告に関する情報は http://www.kernel.org/doc/man-pages/ に書かれている。