Provided by: manpages-ja_0.5.0.0.20180315+dfsg-1_all
名前
repquota - ファイルシステムの quota のまとめを表示する
書式
/usr/sbin/repquota [ -vsiug ] [ -c | -C ] [ -t | -n ] [ -F format-name ] filesystem... /usr/sbin/repquota [ -avtsiug ] [ -c | -C ] [ -t | -n ] [ -F format-name ]
説明
repquota は指定したファイルシステムのディスク使用状況と quota のまとめを表示する。 各ユー ザーの現在のファイル数と使用容量 (キロバイト単位) が、 edquota(8) により設定された各 quota とともに表示される。 (オプション -n が指定されない限り) repquota は全てのユーザーとグルー プの ID を名前に変換しなければならないので、 全ての情報を表示するのに時間が掛るかもしれな い。 できるだけ速く変換するため repquota は (/etc/nsswitch.conf を読むことにより) エントリ が標準的な平文のテキストファイルまたは データベースに格納されているかを確かめ、 1024 個の 名前をまとめて変換するか 1 つの名前毎に変換する。 この自動検出は -c または -C オプションで 上書きできる。
オプション
-a /etc/mtab において読み書きの許可と quota が指定されている 全てのファイルシステムに ついて表示する。 -v 使用量ゼロのものも含めて、すべての quota を表示する。 quota ファイルの情報について も、より詳細に表示する。 -c エントリをキャッシュし、全てのユーザーをスキャンして、 ユーザー ID・グループ ID を 大きくまとめて名前に変換して表示する (これがデフォルトである)。 /etc/passwd ファイ ルを使う場合は、優れた動作をする (速くなる)。 -C 各エントリ毎に変換する。 ユーザーがデータベースに格納されている場合は速くなる。 -t 9 文字より長いユーザー名・グループ名を切り詰める。 長い名前がある場合に表示がきれい になる。 -n ユーザー ID・グループ ID から名前に変換しない。 これにより表示の速度をかなり上げる ことができる。 -s 使用容量・使用 inode・使用限度を、デフォルトの単位ではなく、 より適切な単位で表示す る。 -i automount によってマウントされたマウントポイントを無視する。 -F format-name 指定されたフォーマットで quota を表示する (つまり、フォーマットの自動判定を行わな い)。 指定可能なフォーマット名は以下の通り: vfsold (バージョン 1 の quota), vfsv0 (バージョン 2 の quota), xfs (XFS ファイルシステム上の quota)。 -g グループの quota を表示する。 -u ユーザーの quota を表示する。これがデフォルトである。 スーパーユーザーのみが、他人の quota を見ることができる。
ファイル
aquota.user または aquota.group ファイルシステムのルートに置かれた quota ファイル (バージョン 2 の quota, XFS 以外のファイルシステム)。 quota.user または quota.group ファイルシステムのルートに置かれた quota ファイル (バージョン 1 の quota, XFS 以外のファイルシステム)。 /etc/mtab デフォルトのファイルシステム。 /etc/passwd デフォルトのユーザーのセット。 /etc/group デフォルトのグループのセット。
関連項目
quota(1), quotactl(2), edquota(8), quotacheck(8), quotaon(8)