Provided by: debhelper_13.6ubuntu1_all bug

名前

       dh_installdebconf - ビルドディレクトリの debconf が使うファイルをインストールする

書式

       dh_installdebconf [debhelper options] [-n] [-- params]

説明

       dh_installdebconf は、debconf により使われるファイルをパッケージビルドディレクトリへインス
       トールする役割を持つ debhelper プログラムです。

       It also automatically generates the postrm commands needed to interface with debconf. The
       commands are added to the maintainer scripts by dh_installdeb. See dh_installdeb(1) for an
       explanation of how that works.

       debconf を使うと、パッケージは debconf に対して依存するという事に注意してください (本プロ
       グラムにより ${misc:Depends} へ依存関係の追加が行われます)。

       dpkg により設定用スクリプトが呼び出されることになりますが、postinst ファイルには debconf
       の confmodule を含める必要があることに注意してください。dh_installdebconf はこの作業を
       postinst へ自動的に挿入しません。というのも、これを自動的に正しく行うのは非常に難しいから
       です。

ファイル

       debian/package.config
           これはdebconfの config スクリプトです。パッケージビルドディレクトリ以下にある DEBIAN
           ディレクトリにインストールされます。

           本スクリプト内に記載されている #DEBHELPER# という文言は他の debhelper コマンドにより生
           成されたシェルスクリプトのスニペットによって置き換えられます。

       debian/package.templates
           これは debconf の templates ファイルです。パッケージビルドディレクトリの DEBIAN ディレ
           クトリ以下にインストールされます。

       debian/po/
           もしこのディレクトリが存在すれば、このプログラムは自動的に po2debconf(1) を呼び出
           し、このディレクトリ以下にある翻訳されたファイルを含む結合された debconf テンプレート
           ファイルを生成します。

           これが動作する為には、po-debconf に関するビルド依存の指定がパッケージに必要です。

オプション

       -n, --no-scripts
           postrm ファイルの変更を行いません。

       -- params
           po2debconf へパラメータを引き渡します。

参照

       debhelper(7)

       このプログラムは debhelper の一部です。

作者

       Joey Hess <joeyh@debian.org>