Provided by: libcanna1g-dev_3.7p3-17_amd64 bug

名前

       RkMapRoma - 指定されたローマ字かな変換テーブルを用いてローマ字かな変換を行う

形式

       #include <canna/RK.h>
       int RkMapRoma(romaji, dst, maxdst, src, srclen, flags, status)
       struct RkRxDic *romaji;
       unsigned char *dst;
       int maxdst;
       unsigned char *src;
       int srclen;
       int flags;
       int *status;

説明

       RkMapRoma       は,指定されたローマ字かな変換テーブルを用いてローマ字かな変換を行います.
       romaji は,  RkOpenRoma(3)  により返されたローマ字かな変換テーブルへのポインタを与えます.
       RkMapRoma  は,領域 src から srclen バイト続くデータをローマ字列として解釈し,ローマ字列先
       頭と一致するロー マ字かな変換規則をローマ字かな変換テーブルから探します. 対応する変換規則
       が見つかった場合には,対応するかな文字列を  dst 領域に格納します.ただし,文字列のバイト数
       が maxdst -1 を超える場合には結果は切り捨てられます. また,可能ならば変換最終位  置にヌル
       文字が付け加えられます.

       flags は,ローマ字かな変換を制御するためのフラグで以下を or で組合わせます.

              RK_SOKUON 促音処理を有効にします.促音処理は,先頭2文字が同一文字xxであり,ロー  マ
                        字かな変換テーブルファイルに登録されていない時に限り,xxから「っ」へ 変換
                        します.

              RK_FLUSH  すべてのローマ字を強制的に変換します.これは最後のnの処理に有効です.

       以下のフラグは  src に格納される文字の種類を指定します.これは,ローマ字かな変換テーブルか
       ら得られたかな文字列に対するコード変換を指定します.これらは,いずれか  ひとつだけを用いる
       ことができます.

              RK_NFER   そのまま

              RK_XFER   ひらがな

              RK_HFER   半角文字

              RK_KFER   カタカナ

              RK_ZFER   全角文字

       status   には,  dst  領域に設定された文字列のバイト数が設定されます.  この値が負の場合に
       は,マッチするローマ字がなかったことを示します.

戻り値

       ローマ字かな変換でマッチしたローマ字列先頭バイト数を返します.

                                           4 April 1991                              RKMAPROMA(3)