Provided by: manpages-ja-dev_0.5.0.0.20210215+dfsg-1_all bug

名前

       fgetgrent - グループファイルエントリーの取り出し

書式

       #include <stdio.h>
       #include <sys/types.h>
       #include <grp.h>

       struct group *fgetgrent(FILE *stream);

   glibc 向けの機能検査マクロの要件 (feature_test_macros(7)  参照):

       fgetgrent(): _SVID_SOURCE

説明

       fgetgrent()   関数は、 stream で参照されるファイルから取り出したグループ情報 を含む構造体へのポインターを
       返す。最初に呼び出された時は 最初のエントリーを返し、それ以降は、次のエントリーを返す。 stream で参照され
       るファイルは、 /etc/group と同じ形式でなければならない (group(5)  参照)。

       group 構造体は <grp.h> で以下のように定義されている:

           struct group {
               char   *gr_name;        /* グループ名 */
               char   *gr_passwd;      /* グループのパスワード */
               gid_t   gr_gid;         /* グループ ID */
               char  **gr_mem;         /* グループのメンバ名へのポインター
                                          の配列 (配列はヌルで終端する) */
           };

返り値

       fgetgrent()  関数は group 構造体へのポインターを返す。 これ以上エントリーが無いか、エラーが発生した場合は
       NULL を返す。 エラーの場合、 errno に原因を示す値が設定される。

エラー

       ENOMEM group 構造体を割り当てるためのメモリーが不十分。

準拠

       SVr4.

関連項目

       endgrent(3), fgetgrent_r(3), fopen(3), getgrent(3), getgrgid(3), getgrnam(3),  putgrent(3),  setgrent(3),
       group(5)

この文書について

       この man ページは Linux man-pages プロジェクトのリリース 3.79 の一部 である。プロジェクトの説明とバグ報告
       に関する情報は http://www.kernel.org/doc/man-pages/ に書かれている。