Provided by: manpages-ja-dev_0.5.0.0.20210215+dfsg-1_all bug

名前

       on_exit - プロセスが正常に終了した際に呼ばれる関数を登録する

書式

       #include <stdlib.h>

       int on_exit(void (*function)(int , void *), void *arg);

   glibc 向けの機能検査マクロの要件 (feature_test_macros(7)  参照):

       on_exit(): _BSD_SOURCE || _SVID_SOURCE

説明

       on_exit()    関数は、指定された関数  function  を、プロセスが  正常に終了した際に呼ばれる関数として登録す
       る。正常な終了とは、 exit(3)  またはプログラムの main()  関数の中の  return  命令による終了である。  関数
       function には、直近の exit(3)  の呼び出しで渡された status 引数と on_exit()  の arg 引数が渡される。

       同じ関数を複数回登録してもよい。 登録された関数は登録 1 回につき 1 回呼び出される。

       fork(2)  で作成された場合、子プロセスは親プロセスの登録のコピーを継承する。  exec(3) ファミリーの関数の場
       合、呼び出しに成功すると、 全ての登録が削除される。

返り値

       on_exit()  関数は、成功したら 0 を、そうでなければ 0 以外を返す。

準拠

       この関数は SunOS 4 由来であるが、 glibc にも存在する。 Solaris (SunOS 5) にはもはや存在しない。移植性が必
       要なアプリケーションではこの関数の使用は避け、代わりに標準の atexit(3) を使うこと。

関連項目

       _exit(2), atexit(3), exit(3)

この文書について

       この man ページは Linux man-pages プロジェクトのリリース 3.79 の一部 である。プロジェクトの説明とバグ報告
       に関する情報は http://www.kernel.org/doc/man-pages/ に書かれている。