Provided by: libwnn-dev_1.1.1~a021+cvs20130302-7build1_amd64 bug

名称


       romkan_init()  ローマ字かな変換初期処理

形式


       #include  <wnn/rk_spcl_val.h>

       int romkan_init(pathname, delete, chmflg, keyin, bytcntfn)
       char *pathname, chmflg;
       letter delete, (*keyin)();
       int (*bytcntfn)();

機能説明


       romkan_init  は、モード定義表(mode(4_JT) を参照) を読み込んで、ローマ字かな 変換の初期処理
       を行う。モード定義表は、pathname によって、そのファイル名、 または、ディレクトリ・パス名が
       示される。ディレクトリ・パス名のときには、  そのディレクトリの下の "mode" をそのファイル名
       とする。 この関数を呼んだ後、romkan_getc(3J_T)  を呼ぶと、順次、変換結果を得ることが  でき
       る。

       delete は、DELETE として使用するキャラクタコード (romkan_getc を参照) を指 定する。 chmflg
       は、ローマ字仮名変換モードが変更された際、変換文字入力関数 romkan_getc  がモード変換コード
       を返すようにする場合0以外を指定する。    keyin   は、文字入力関数の名前である。keyin   は
       unsigned int 型で、引数はなく 入力文字をバイトごとに返すようにする。 bytcntfn は2バイト文
       字評価関数の名前で、入力文字を指す char 型ポインタの 引数を伴って呼び出す。bytcntfn は、引
       数が指す1バイトを見て、それが2バイ ト文字を構成するコードであれば 2、そうでなければ  1
       を返すようにする。  bytcntfn にヌルを指定すると、UJIS半角カタカナコードを構成する0x8e,
       0xa1〜fe を2バイト文字として評価する。 romkan_init は、正常終了時0を返す。変換表の読み込
       み中にエラーを検出すると1    を返すと共にエラーメッセージを    stderr   に出力する。   通
       常、romkan_init(pathname, 0x08  又は0x7f,  1又は0,  keyin,  0)として呼ぶ。  romkan_init
       は、変換表の読み込み、モード初期設定後  romkan_clear(3_JT) を呼 んで変換用処理バッファの初
       期化を行う。

関連項目


       romkan_getc(3J_T),    romkan_next(3J_T),    romkan_clear(3J_T),     romkan_dispmode(3J_T),
       romkan_ungetc(3J_T), 2A_CTRL(4_JT), 2B_ROMKANA(4_JT)

                                         11 October 1991                           ROMKAN_INIT(3)