Provided by: manpages-ja-dev_0.5.0.0.20210215+dfsg-1_all 
      
    
名前
       wctob - ワイド文字のシングルバイト表現を試みる
書式
       #include <wchar.h>
       int wctob(wint_t c);
説明
       wctob()  関数は、ワイド文字 c のマルチバイト表現(初期状態で開 始)がシングルバイト文字だけでできているかど
       うかを調べる。もしそうであ れば、これを unsigned char 型として返す。
       この関数は決して使わないこと。この関数は国際化プログラムを書く上では役 に立たない。国際化されたプログラム
       では、シングルバイト文字とマルチバイト 文字を区別してはならない。
返り値
       wctob()  関数は c のシングルバイト表現が存在すれば、その表現 を返す。存在しなければ EOF を返す。
準拠
       C99.
注意
       wctob()  の動作は、現在のロケールの LC_CTYPE カテゴリーに依存する。
       この関数は決して使うべきではない。国際化プログラムでは、シングルバイト 文字とマルチバイト文字を区別しては
       ならない。代わりに、 wctomb(3) か、スレッドセーフな wcrtomb(3)  を使うこと。
関連項目
       btowc(3), wcrtomb(3), wctomb(3)
この文書について
       この man ページは Linux man-pages プロジェクトのリリース 3.79 の一部 である。プロジェクトの説明とバグ報告
       に関する情報は http://www.kernel.org/doc/man-pages/ に書かれている。
GNU                                                2011-09-22                                           WCTOB(3)