Provided by: manpages-ja_0.5.0.0.20210215+dfsg-1_all bug

名前

       /etc/rc.d/init.d/autofs - オートマウントシステムの制御スクリプト

書式

       /etc/rc.d/init.d/autofs start|stop|reload|status

説明

       autofs  は  Linux  システム上で動作している  automount(8)  デーモンの動作を制御する。 通常
       autofs はシステムのブート時に start 引き数を付けて呼び出され、 シャットダウン時に stop  引
       き数を付けて呼び出される。  autofs スクリプトはシステム管理者が手動で呼び出して、 オートマ
       ウントシステムのシャットダウン・ 再起動・再読み込みをさせることもできる。

動作

       autofs は設定ファイル /etc/auto.master (auto.master(5) を参照)  を読んで、システム上のマウ
       ントオプションを見つける。 各マウントオプションについて、適切な引き数を付けて automount(8)
       プロセスが開始される。              オートマウントシステムのアクティブなマウントポイントは
       /etc/rc.d/init.d/autofs status コマンドでチェックすることができる。 auto.master 設定ファイ
       ルに

       +map [options]

       という行がある場合、スクリプトは同じ名前の NIS マップをチェックする。 そのようなマップが存
       在する場合、そのマップは任意のオプション引き数を付けて  auto.master マップと同じ方法で処理
       される。

       /etc/rc.d/init.d/autofs reload は実行中のデーモンに現在の auto.master マップをチェックさせ
       る。  エントリが変更されたデーモンは  kill され、 新しいエントリまたは変更されたエントリの
       デーモンが開始される。

       マップが変更されると、その変更はすぐに有効になる。 auto.master  マップが変更された場合、変
       更を有効にするために autofs スクリプトを再実行しなければならない。

       /etc/rc.d/init.d/autofs status は現在の設定と現在実行中の automount デーモンのリストを表示
       する。

関連項目

       automount(8), autofs(5), auto.master(5).

著者

       この man ページは Christoph Lameter <chris@waterf.org> によって Debian GNU/Linux  システム
       のために書かれた。 H. Peter Anvin <hpa@transmeta.com> によって編集された。

                                            9 Sep 1997                                  AUTOFS(8)