Provided by: manpages-ja_0.5.0.0.20210215+dfsg-1_all
名前
iptables-restore — IP テーブルを復元する ip6tables-restore — IPv6 テーブルを復元する
書式
iptables-restore [-chntv] [-M modprobe] ip6tables-restore [-chntv] [-M modprobe] [-T name]
説明
iptables-restore と ip6tables-restore は標準入力で指定されたデータから IP/IPv6 テーブルを 復元するために使われる。 ファイルから読み込むためには、 シェルで提供されている I/O リダイ レクションを使うこと。 -c, --counters 全てのパケットカウンタとバイトカウンタの値を復元する。 -h, --help 簡潔なオプション一覧を表示する。 -n, --noflush これまでのテーブルの内容をフラッシュしない。 指定されない場合、 どちらのコマンドも これまでの各テーブルの内容を全てフラッシュ (削除) する。 -t, --test ルールセットの解釈と構築のみを行い、適用は行わない。 -v, --verbose ルールセットの処理中に追加のデバッグ情報を表示する。 -M, --modprobe modprobe_program modprobe プログラムのパスを指定する。デフォルトでは、 iptables-restore は /proc/sys/kernel/modprobe の内容を確認して実行ファイルのパスを決定する。 -T, --table name 入力ストリームに他のテーブルの情報が含まれている場合でも、指定されたテーブルについ てのみ復元を行う。
バグ
iptables-1.2.1 リリースでは知られていない。
作者
Harald Welte <laforge@gnumonks.org> は Rusty Russell のコードを元に iptables-restore を書 いた。 Andras Kis-Szabo <kisza@sch.bme.hu> は ip6tables-restore に貢献した。
関連項目
iptables-save(8), iptables(8) より多くの iptables の使用法について 詳細に説明している iptables-HOWTO。 NAT について詳細 に説明している NAT-HOWTO。 内部構造について詳細に説明している netfilter-hacking-HOWTO。