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名前

       rquotad, rpc.rquotad - リモート quota サーバ

書式

       rpc.rquotad [ -sSFI ] [ -p port ]

説明

       rquotad は、 NFS によりリモートマシンにマウントされている、 ローカルファイルシステムのユー
       ザ quota 値を返す rpc(3N) サーバである。 (コンパイル時に設定されていて、かつコマンドライン
       オプション  -S で許可されている場合) NFS マウントされたファイルシステムの quota を設定する
       こともできる。 その返り値は、 quota(1) がリモートファイルシステムのユーザ quota を表示する
       のに使ったり、  edquota(8) がリモートファイルシステムに quota を設定するのに使ったりする。
       rquotad デーモンは tcp-wrapper ライブラリを (rquotad というサービス名で) 使う。 このライブ
       ラリにより、ユーザはデーモンの使用を許可・禁止するホストを指定できる (より詳細な情報は man
       ページ hosts.allow(5) を参照すること)。 rquotad デーモンは、通常はシステムの起動スクリプト
       によってブート時に起動される。

オプション

       -V, --version
              quota ツールのバージョンを表示する。

       -s, --no-sequota
              quota  の設定を禁止する (これがデフォルトである)。 このオプションは、ユーティリティ
              が rpcsetquota オプションを付けてコンパイルされている場合にのみ使用可能である。

       -S, --setquota
              quota の設定を許可する。 このオプションは、ユーティリティが rpcsetquota  オプション
              を付けてコンパイルされている場合にのみ使用可能である。

       -F, --foreground
              デーモンをフォアグラウンドで実行する (デバッグ目的の場合に役立つかも知れない)。

       -I, --autofs
              autofs のマウントポイントを無視する。

       -p port, --port port
              別なポート port で接続を待つ。

ファイル

       aquota.user または aquota.group
                           ファイルシステムのルートに置かれた  quota  ファイル  (バージョン  2 の
                           quota, XFS 以外のファイルシステム)。
       quota.user または quota.group
                           ファイルシステムのルートに置かれた quota  ファイル  (バージョン  1  の
                           quota, XFS 以外のファイルシステム)。
       /etc/mtab           デフォルトのファイルシステム。

関連項目

       quota(1), rpc(3N), nfs(5), services(5), inetd(8)

                                                                                       RQUOTAD(8)