Provided by: manpages-ja_0.5.0.0.20221215+dfsg-1_all bug

名前

       automake - automake 1.16.5 向けのマニュアルページ

書式

       automake-1.16 [OPTION]... [Makefile]...

説明

       configure 処理の実行のために、 Makefile.am から Makefile.in を生成します。

   オペレーションモード:
       --help このヘルプを表示して終了します。

       --version
              バージョン番号を表示して終了します。

       -v, --verbose
              処理ファイルを詳細に一覧表示します。

       --no-force
              古くなった Makefile.in のみを更新します。

       -W, --warnings=CATEGORY
              警告をカテゴリー別に表示します。

   依存関係の追跡:
       -i, --ignore-deps
              依存関係の追跡を無効にします。

       --include-deps
              依存関係の追跡を有効にします。

   設定:
       --foreign
              厳密性 (strictness) を foreign に設定します。

       --gnits
              厳密性を gnits に設定します。

       --gnu  厳密性を gnu に設定します。

   ライブラリファイル:
       -a, --add-missing
              パッケージに対して標準的なファイルがなければ追加します。

       --libdir=DIR
              ライブラリファイルを置いているディレクトリを指定します。

       --print-libdir
              ライブラリファイルを置いているディレクトリを表示します。

       -c, --copy
              -a とともに用いて、存在しないファイルをコピーします。 (デフォルトはシンボリックリン
              クです。)

       -f, --force-missing
              標準的なファイルを強制更新します。

   警告カテゴリーは以下の通り:
       cross  クロスコンパイルに関する問題。

       gnu    GNU コーディング標準 (デフォルトは gnu および gnits モード)。

       obsolete
              古い機能や構成 (デフォルト)。

       override
              Automake ルールや変数に対するユーザーの再定義。

       portability
              移植性に関する問題 (デフォルトは gnu および gnits モード)。

       portability-recursive
              ネスト化した Make 変数 (デフォルトは -Wportability)。

       extra-portability
              不十分なツールに関連した移植性に関する問題。

       syntax 疑わしい構文構造 (デフォルト)。

       unsupported
              非対応または不完全な機能 (デフォルト)。

       all    警告メッセージすべて。

       no-CATEGORY
              カテゴリー別の警告表示を行いません。

       none   警告メッセージをすべて表示しません。

       error  警告をエラーとして扱います。

   見つかった場合に自動的に提供されるファイル (常時)。
       ABOUT-GNU
              TODO install-sh mdate-sh

       ABOUT-NLS
              ar-lib libversion.in missing

       BACKLOG
              compile ltcf-c.sh mkinstalldirs

       COPYING
              config.guess ltcf-cxx.sh py-compile

       COPYING.DOC
              config.rpath ltcf-gcj.sh texinfo.tex

       COPYING.LESSER
              config.sub ltconfig ylwrap

       COPYING.LIB
              depcomp ltmain.sh

   見つかった場合に自動的に提供されるファイル (必要なら .md として)。
       AUTHORS[.md]
              INSTALL[.md] README[.md] THANKS[.md]

       ChangeLog[.md]
              NEWS[.md]

   見つかった場合に自動的に提供されるファイル (特定条件下)。
       README-alpha[.md]
              config.h.bot configure configure.in

       acconfig.h
              config.h.top configure.ac stamp-vti

              aclocal.m4

著者

       Tom Tromey <tromey@redhat.com>

              Alexandre Duret-Lutz <adl@gnu.org>.

バグ報告

       バグ報告は <bug-automake@gnu.org> までご連絡ください。
       GNU Automake ホームページ: <https://www.gnu.org/software/automake/>.
       GNU ソフトウェアの全般的なヘルプ: <https://www.gnu.org/gethelp/>

著作権

       Copyright © 2021 Free Software Foundation, Inc.  License GPLv2+:  GNU  GPL  version  2  or
       later <https://gnu.org/licenses/gpl-2.0.html>
       This  is free software: you are free to change and redistribute it.  There is NO WARRANTY,
       to the extent permitted by law.

関連項目

       automake の完全なドキュメントは Texinfo マニュアルとしてメンテナンスされています。infoautomake の両プログラムが適切にインストールされていれば、以下のコマンド

              info automake

       を実行して完全なマニュアルを参照できます。