Provided by: manpages-ja_0.5.0.0.20221215+dfsg-1_all
名前
lpstat - CUPS のステータス情報を表示する
書式
lpstat [ -E ] [ -H ] [ -U username ] [ -h hostname[:port] ] [ -l ] [ -W which-jobs ] [ -a [ destination(s) ] ] [ -c [ class(es) ] ] [ -d ] [ -o [ destination(s) ] ] [ -p [ printer(s) ] ] [ -r ] [ -R ] [ -s ] [ -t ] [ -u [ user(s) ] ] [ -v [ printer(s) ] ]
説明
lpstat は、クラス、ジョブ、プリンタが、現在どういう状態にあるかの情報を表示する。 lpstat を引き数なしで実行すると、 実行したユーザが印刷待ちのキューに入れているジョブを一覧表示す ることになる。
オプション
lpstat コマンドでは、以下のオプションが使える。 -E サーバに接続するとき、必ず暗号化を行うようにする。 -H サーバのホスト名とポート番号を表示する。 -R 印刷ジョブのランクを表示する。 -U username 自分以外のユーザ名を指定する。 -W which-jobs completed (完了した) と not-completed (未完了) の、 どちらのジョブを表示するかを指定 する (後者がデフォルトである)。 このオプションは、 -o オプションやプリンタ名の前に置 かなければならない。 そうしないと、スケジューラへの問い合わせでデフォルトの値 (not-completed) が使われることになる。 -a [printer(s)] プリンタ・キューの受け付け状態を表示する。 プリンタの指定がない場合は、すべてのプリン タがリストされる。 -c [class(es)] プリンタクラスと、そのクラスに属するプリンタを表示する。 クラスの指定がない場合は、す べてのクラスがリストされる。 -d 現在のデフォルトの出力先を表示する。 -h server[:port] 別のサーバを指定する。 -l プリンタ、クラス、ジョブの一覧表示において、詳細な形式を使用する。 -o [destination(s)] 指定された出力先のジョブ・キューを表示する。 出力先の指定がない場合は、すべてのジョブ が表示される。 -p [printer(s)] 指定したプリンタが印刷可能の状態かどうかを表示する。 プリンタの指定がない場合は、すべ てのプリンタがリストされる。 -r CUPS サーバが稼働中かどうかを表示する。 -s ステータスの概要を表示する。表示される項目は、デフォルトの出力先、 クラスとそのメン バーであるプリンタからなるリスト、 それに、プリンタとそれが結びつけられているデバイス からなるリストである。 これは、"-d, -c, -v オプションを同時に指定するのと同じことであ る。 -t すべてのステータス情報を表示する。これは、-r, -d, -c, -v, -a, -p, -o オプションを同時 に指定するのと同じことである。 -u [user(s)] 指定したユーザが印刷待ちのキューに入れているジョブのリストを表示する。 ユーザの指定が ない場合は、lpstat を実行したユーザがキューに入れているジョブがリストされる。 -v [printer(s)] 指定したプリンタがどのデバイスに結びつけられているかを表示する。 プリンタの指定がない 場合は、すべてのプリンタがリストされる。
互換性
System V の印刷システムとは違って、CUPS ではプリンタ名に、空白、タブ、 "/"、"#" 以外な ら、どんな印刷可能文字でも使用することができる。 また、プリンタ名やクラス名について、大文 字小文字の区別も行わない。 オプション "-h", "-E", "-U", "-W" は、CUPS 固有のものである。 Solaris のオプション "-f", "-P", "-S" があっても、無視して何もしない。
関連項目
cancel(1), lp(1), http://localhost:631/help
著作権
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