Provided by: manpages-ja_0.5.0.0.20221215+dfsg-1_all bug

名前

       mknod - ブロックデバイス、キャラクタデバイスの特殊ファイルを作成する

書式

       mknod [OPTION]... NAME TYPE [MAJOR MINOR]

説明

       スペシャルファイル NAME をタイプ TYPE で作成します。

       長いオプションで必須となっている引数は短いオプションでも必須です。

       -m, --mode=MODE
              ファイルのパーミッションを a=rw - umask ではなく、(chmod のように) MODE に設定する

       -Z     SELinux セキュリティコンテキストをデフォルトタイプに設定する

       --context[=CTX]  -Z と同様だが、 CTX が指定された場合は、
              SELinux や SMACK のセキュリティコンテキストを CTX に設定する

       --help 使い方を表示して終了する

       --version
              バージョン情報を表示して終了する

       TYPE  が b, c, u の場合は MAJOR と MINOR の両方を指定しなければいけません。 TYPE が p の場
       合は省略しなければなりません。 MAJOR と MINOR が 0x または 0X で始まる場合には 16 進数とし
       て解釈されます。  0 で始まる場合には8 進数で、 それ以外は10 進数で解釈されます。 TYPE は次
       の通りです:

       b      ブロック型(バッファリングされる)スペシャルファイルを作成

       c, u   キャラクタ型(バッファリングされない)スペシャルファイルを作成

       p      名前つきパイプを作成

       注意: 使用しているシェルによっては組み込みコマンドとして mknod を持っている 場合があり、通
       常はここで説明しているバージョンより優先的に使用されます。  シェルの文書を参照してオプショ
       ンなどの詳細を確認してください。

       GNU coreutils のオンラインヘルプ: <https://www.gnu.org/software/coreutils/> 翻訳に関するバ
       グは    <https://translationproject.org/team/ja.html>    に連絡してください。   詳細な文書
       <https://www.gnu.org/software/coreutils/mknod>  (ローカルでは  info   '(coreutils)   mknod
       invocation' で参照可能)。

作者

       作者 David MacKenzie。

著作権

       Copyright  ©  2020 Free Software Foundation, Inc.  ライセンス GPLv3+: GNU GPL version 3 or
       later <https://gnu.org/licenses/gpl.html>.
       This is free software: you are free to change and redistribute it.  There is NO  WARRANTY,
       to the extent permitted by law.

関連項目

       mknod(2)

       mknod  の完全なマニュアルは  Texinfo  マニュアルとして整備されている。もし、  info  および
       mknod のプログラムが正しくインストールされているならば、コマンド

              info mknod

       を使用すると完全なマニュアルを読むことができるはずだ。