Provided by: manpages-ja-dev_0.5.0.0.20221215+dfsg-1_all bug

名前

       fpurge, __fpurge - ストリームを一掃 (purge) する

書式

       /* unsupported */
       #include <stdio.h>

       int fpurge(FILE *stream);

       /* supported */
       #include <stdio.h>
       #include <stdio_ext.h>

       void  __fpurge(FILE *stream);

説明

       fpurge()   関数は、与えられたストリームのバッファーをクリアする。 出力ストリームでこれを行
       うと、書き出されていない出力は捨てられる。  入力ストリームでこれを行うと、  下層にあるオブ
       ジェクトから読み込まれ  getc(3)  による取得を待っている入力が、すべて捨てられる。 これには
       ungetc(3)  によって戻されたテキストも含まれる。 fflush(3)  も参照のこと。

       __fpurge()  関数も全く同じことを行うが、ただし返り値を返さない。

返り値

       成功すると fpurge()  は 0 を返す。 エラーが起こると -1 を返し、  errno  を適切な値に設定す
       る。

エラー

       EBADF  stream がオープンされていない。

属性

       この節で使用されている用語の説明については、 attributes(7) を参照。

       ┌─────────────────┬───────────────┬─────────────────────┐
       │インターフェース属性                  │
       ├─────────────────┼───────────────┼─────────────────────┤
       │__fpurge()       │ Thread safety │ MT-Safe race:stream │
       └─────────────────┴───────────────┴─────────────────────┘

準拠

       これらの関数は標準ではなく、よって移植性もない。   fpurge()   関数は  4.4BSD  で導入された
       が、Linux では利用できない。 __fpurge()  関数は Solaris で導入され、glibc 2.1.95  以降には
       存在している。

注意

       通常は入力バッファーを捨てようとするのは間違っている。

関連項目

       fflush(3), setbuf(3), stdio_ext(3)

この文書について

       この man ページは Linux man-pages プロジェクトのリリース 5.10 の一部である。プロジェクトの
       説明とバグ報告に関する情報は https://www.kernel.org/doc/man-pages/ に書かれている。

                                            2017-09-15                                  FPURGE(3)