Provided by: manpages-ja-dev_0.5.0.0.20221215+dfsg-1_all bug

名前

       memfrob - メモリーエリアの操作 (暗号化)

書式

       #define _GNU_SOURCE             /* feature_test_macros(7) 参照 */
       #include <string.h>

       void *memfrob(void *s, size_t n);

説明

       memfrob()  関数は、メモリーエリア s の最初の n バイトの それぞれの文字を 42 との排他的論理
       をとることによって暗号化する。  変換後のデータは、暗号化されているメモリーエリアに  (再度)
       memfrob() 関数を施すことで、元に戻すことができる。

       この関数は妥当な暗号化ルーチンであるとは言えないことに注意して欲しい。  XOR をとる定数を固
       定しているので、せいぜい、文字列を隠す程度の用途にしか向いていない。

返り値

       memfrob()  関数は、暗号化されたメモリーエリアへのポインターを返す。

属性

       この節で使用されている用語の説明については、 attributes(7) を参照。

       ┌─────────────────┬───────────────┬─────────┐
       │インターフェース属性      │
       ├─────────────────┼───────────────┼─────────┤
       │memfrob()        │ Thread safety │ MT-Safe │
       └─────────────────┴───────────────┴─────────┘

準拠

       memfrob()  関数は GNU C ライブラリに固有である。

関連項目

       bstring(3), strfry(3)

この文書について

       この man ページは Linux man-pages プロジェクトのリリース 5.10 の一部である。プロジェクトの
       説明とバグ報告に関する情報は https://www.kernel.org/doc/man-pages/ に書かれている。