Provided by: manpages-ja-dev_0.5.0.0.20221215+dfsg-1_all bug

名前

       program_invocation_name,  program_invocation_short_name - プログラムの起動に使われた名前を
       取得する

書式

       #define _GNU_SOURCE         /* feature_test_macros(7) 参照 */
       #include <errno.h>

       extern char *program_invocation_name;
       extern char *program_invocation_short_name;

説明

       program_invocation_name は、呼び出し元プログラムの起動に使用された名前を保持する。  内容は
       main()  の argv[0] の値と同じだが、 program_invocation_name の方はスコープがグローバルであ
       る点が異なる。

       program_invocation_short_name は、呼び出し元プログラムの起動に使用された名前の basename 部
       分を  保持する。つまり、この変数の内容は、最後のスラッシュ (/) とそれより前の 部分がある場
       合、 program_invocation_name からこの部分を削除したものとなる。

       これらの変数は glibc のランタイムスタートアップコードで 自動的に初期化される。

準拠

       これらの変数は GNU の拡張であり、 移植性が必要なプログラムでは使用すべきでない。

注意

       Linux 独自のファイル /proc/[number]/cmdline でも同様の情報を得ることができる。

関連項目

       proc(5)

この文書について

       この man ページは Linux man-pages プロジェクトのリリース 5.10 の一部である。プロジェクトの
       説明とバグ報告に関する情報は https://www.kernel.org/doc/man-pages/ に書かれている。