Provided by: manpages-ja-dev_0.5.0.0.20221215+dfsg-1_all bug

名前

       getw, putw - ワード(int)の入出力

書式

       #include <stdio.h>

       int getw(FILE *stream);

       int putw(int w, FILE *stream);

   glibc 向けの機能検査マクロの要件 (feature_test_macros(7)  参照):

       getw(), putw():
           glibc 2.3.3 以降:
               _XOPEN_SOURCE && ! (_POSIX_C_SOURCE >= 200112L)
                   || /* Glibc since 2.19: */ _DEFAULT_SOURCE
                   || /* Glibc versions <= 2.19: */ _BSD_SOURCE || _SVID_SOURCE
           glibc 2.3.3 より前:
               _SVID_SOURCE || _BSD_SOURCE || _XOPEN_SOURCE

説明

       getw()   は stream からワード (int型) を読み込む。 この関数は、SVr4 との互換性のために提供
       されている。 この関数の代わりに fread(3)  を使用することを勧める。

       putw()  は stream にワード w (int型) を書き込む。 この関数は SVr4 との互換性のために提供さ
       れているが、この関数の代わりに fwrite(3)  を使用することを勧める。

返り値

       通常、 getw()  は読み込んだワードを返し、 putw()  は 0 を返す。 エラーが発生した場合、これ
       らの関数は EOF を返す。

属性

       この節で使用されている用語の説明については、 attributes(7) を参照。

       ┌─────────────────┬───────────────┬─────────┐
       │インターフェース属性      │
       ├─────────────────┼───────────────┼─────────┤
       │getw(), putw()   │ Thread safety │ MT-Safe │
       └─────────────────┴───────────────┴─────────┘

準拠

       SVr4, SUSv2.  POSIX.1 には存在しない。

バグ

       エラーの時に返される値は、正しいデータとして返されることもある。 ferror(3)  を用いると、こ
       の二つの場合を区別することが出来る。

関連項目

       ferror(3), fread(3), fwrite(3), getc(3), putc(3)

この文書について

       この man ページは Linux man-pages プロジェクトのリリース 5.10 の一部である。プロジェクトの
       説明とバグ報告に関する情報は https://www.kernel.org/doc/man-pages/ に書かれている。