Provided by: manpages-ja-dev_0.5.0.0.20221215+dfsg-1_all bug

名前

       sched_getcpu - 呼び出したスレッドが実行されている CPU を知る

書式

       #include <sched.h>

       int sched_getcpu(void);

   glibc 向けの機能検査マクロの要件 (feature_test_macros(7)  参照):

       sched_getcpu():
           glibc 2.14 以降:
               _GNU_SOURCE
           glibc 2.14 より前:
               _BSD_SOURCE || _SVID_SOURCE
                   /* _GNU_SOURCE も定義される */

説明

       sched_getcpu()  は、呼び出したスレッドが現在実行されている CPU の番号を返す。

返り値

       成功すると、  sched_getcpu()  は非負の CPU 番号を返す。 エラーの場合、-1 を返し、 errno に
       エラーを示す値を設定する。

エラー

       ENOSYS このカーネルでは getcpu(2)  が実装されていない。

バージョン

       この関数は glibc 2.6 以降で利用可能である。

属性

       この節で使用されている用語の説明については、 attributes(7) を参照。

       ┌─────────────────┬───────────────┬─────────┐
       │インターフェース属性      │
       ├─────────────────┼───────────────┼─────────┤
       │sched_getcpu()   │ Thread safety │ MT-Safe │
       └─────────────────┴───────────────┴─────────┘

準拠

       sched_getcpu()  は glibc 固有である。

注意

       呼び出し

           cpu = sched_getcpu();

       は、以下の getcpu(2)  呼び出しと等価である。

           int c, s;
           s = getcpu(&c, NULL, NULL);
           cpu = (s == -1) ? s : c;

関連項目

       getcpu(2), sched(7)

この文書について

       この man ページは Linux man-pages プロジェクトのリリース 5.10 の一部である。プロジェクトの
       説明とバグ報告に関する情報は https://www.kernel.org/doc/man-pages/ に書かれている。